久し振りに現代小説をと思って。

 

 

大叔母が語っているのか? 孫の世代が語っているのか?

分かりにくかったけど 読んでいる内に 分かってくるように。

 

神保町の古書店店主が急死し 後を継ぐ・・というか後処理の為に

北海道から上京してきた 珊瑚(←この人が大叔母)。

そして、東京に住んでいる美希喜がこの書店にお手伝いに・・という設定。

 

この古書店に飛び込みの様に訪れる常連さんではない人に

偶々、その時に手にしている近くのお店でテイクアウトした食べ物を差し出しながら

その人の希望の本を紹介する・・というストーリー。

 

う~ん・・

神保町という舞台といい 古本といい

私的には 好きな題材なのに 何故か途中から飽きてきて・・。

 

 

登場人物の名前も キャラも独特過ぎるというか・・

ちょっと狙いすぎ?な感じも。

登場人物が身内で固められて

一応、誰でもウエルカム的な雰囲気は出しているんだけど

部外者が入り込みにくい感じがして

敷居が高いというか・・。

 

お客さんも こだわりが強そうだったり 逆に気弱だったりと両極端で

共感出来そうな人物がいなかったし。

 

ちょっとマニアックな本と神保町の食べ物屋さんの紹介を小説に絡めて

・・という感じ?

後、東京の商店街の紹介も。

急死した慈郎さんは 最初からそんな想像は出来ていたけど

その設定は 必要だったかな?と思っちゃうのは 天邪鬼過ぎ?

 

多分、ほっこり小説の類なんだろうけど

綺麗にまとめられて 現実味が感じられなくて。

こういうのが どうも合わない今日この頃。