前記事で書いた「廣重畫五拾三次現状寫眞對照 東海道」東光園(大正7年)を
早速、図書館で見せてもらえました。
貴重な史料のようで 箱に入れられており
確かに これは貸し出しは出来ないだろうな~という感じ。
で、図書館棚を巡っていたら この史料の写真が載っている本を見つけたので
こちらを借りてきました↓
各宿場町、広重の絵に沿って
大正時代、平成と写真が載っていています。
しんとした静けさの一方で楽し気な様子も描かれている広重の浮世絵に対して
大正時代の写真は 明治維新、そして鉄道敷設により
賑わう場所が移動した為か
当時、広重が目にした風景から 一変したようで
ほとんどが 廃れゆく寂しげな様子で 切なくなります。
しかし、それから何十年か経った平成になっての写真では
車が通るようになっているし
更に 多くの人が江戸時代を彷彿とさせる風景を
感じたいと思うようになっていったようで
地元の方々の復元に向けた努力の結果
地域全体を「生きた博物館」としての観光地に
という思いを感じることが出来ました。
貴重な写真をこうして借りてみることが出来て良かったな~と思っていたら・・・。
なんと、読メを振り返ってみると
この本、再読だったことが判明・・・
2年ちょっと前の感想がコチラ↓
あれ?! そうだったっけ?!
・・と自分でも驚くことに・・
まぁ、新鮮な気持ちで読めたのでヨシ!