大河ドラマ『平清盛』50話全て観終わりました。

放送当時、まだ歴史など興味がなかったので

あの時、観ていたら きっとこの感動はなかったでしょう。

 

本当に素晴らしいドラマで

なんというか、切なく、哀しく、そして面白く

まさか「平清盛」でこんなにも感動で号泣するとは思いもしませんでした。

 

白河法皇を父に持つとされた清盛。

自分の出自にコンプレックスを持つ清盛は

武士は王家の番犬と言われ

それに対抗すべく生きていた人生だったように思えます。

 

武士の世を夢見ていた若い清盛だったのに

いつしか平家の世へと向かい

権力は持ちながら 孤独へと向かっていった清盛。

 

最終回に向かうに連れて

何度も若い頃の清盛の姿が映し出され その度に余計に切なさが・・・。

 

平家滅亡後、鎌倉の源頼朝の時代へ。

そのお話は 一昨年の『鎌倉殿の13人』に続いていく訳ですね。

このドラマ「平清盛」のナレーションは 源頼朝役の岡田将生さん。

頼朝にナレーションとは 誰のアイディアなのか

よくぞ、考えてくれました!

 

そして、この本も話が進むに連れて 少しずつ読んでおりました。

 

平清盛役、松山ケンイチさんと 後白河天皇役、松田翔太さんとの

対談インタビューで 

「心理ゲームの様相を呈した無言の駆け引きがあったね・・」

など、何度も頷いてしまう箇所が。

 

清盛が理想を創りたかった地、福原遷都は上手くいきませんでしたが

地図で見ると その周囲、環境はまるで頼朝が幕府を置いた鎌倉の地に似てる気も。

 

もし、福原遷都が上手くいっていたら 後の世はどうなっていたのか

・・などと想像してみるのも 歴史の面白さかも。

 

 

終わっていくのが惜しく感じられたドラマも観終わってしまい

ちょっと放心状態の私。

 

また、この時代の本を読んでいこうと思います。