こちらの図書館は『日経おとなのOFF』2019年7月号以降がないんですよね。

多分、購入を止めたんでしょうね・・・残念チーン

 

とてもいい雑誌だと思うんですけどね・・・。

 

さて、読了したのは<「名著」いっきに読み直し>とある2016年9月号です。

 

日本文学と言えば 夏目漱石です。

そうは言っても 中高生の頃読んだ記憶があるのは

「吾輩はねこである」と「坊ちゃん」くらい・・・滝汗

 

数年前に「こころ」を初めて読んでみたものの

さっぱり理解できずに 「これの何がそんなに素晴らしいのか?」を

娘に解説してもらったくらいです・・・。

その娘も「あんなに長い遺書を送られても困るよね」という始末・・・キョロキョロ

ハイ・・・二人とも日本文学理解への道のりは 未だ遠いって感じなのです・・・真顔

 

 

今回、作家の方による彼の生い立ちや不安定な精神状態が背景にあったとの解説で

ちょっと納得できたかな。。。

2年前に読んだ植松三土里さんの『猫と漱石と悪妻』はかなり面白くて

漱石よりも奥様の方に共感した記憶があります。

その妻、鏡子の苦労を知っている孫娘の半藤末利子さんのお話によると

漱石は息子に対してかなりの教育パパだったらしく

「俺は馬鹿が嫌いなんだ」と暴言を吐いていたらしく

漱石に対しては ちょっと批判的なのが面白いです。

半藤さん、孫娘さんなのに

「‶こころ"なんてあんな勝手な小説あるかしら?」と発言されていたり

おお~~!私と感想同じじゃんと身近に思っちゃいました爆  笑

それでも、ケンカしては仲直りしながら  夫婦の情が深まっていくものなんだとも仰ってます。

そんな漱石夫婦の自伝的要素のあるらしい『道草』は読みたいと思います。

 

漱石より すこし後に出て来た日本文学作品、8冊の紹介もありました。

そのうちの2冊。

「常に日本人は太平洋戦争について考えておくべき」が根底にある解説者が薦める

大岡昇平の「野火」と

脱出と安住と云う相対する人間が持つ感情を表現した安部公房『砂の女』。

これも読んでみたくなった本でした。

 

そして<文学作品から宗教を読み解く>コーナー。

宗教を背景にした争いがある矛盾にアレルギーを感じたり

「神様がいるなら 何故世界には戦争・貧困・差別がなくならないのか」に

疑問を感じることが多い日本人として

宗教の持つ慈愛や寛容性が理解できると紹介されている

三島由紀夫の「豊饒の海」と森敦の「月山」にも触れてみたいですが

うっーーーっ、ハードル高そう・・・えーん

 

<中学生でも分かる相対性理論>は難しくて 私の理解力では無理でした~笑い泣き

理論的には「未来へ行くタイムマシン」は可能だそうで

「東京ー大阪間の新幹線移動は10億分の1秒未来へ飛ぶタイムマシン」だそう・・・真顔

・・・・私達が考えるタイムマシンは しばらくは小説の中だけということですね・・・滝汗