読友さんのご紹介により手に取ってみました。

今、話題の(?)<毒親>話でした。

 

謎の毒親 謎の毒親
 
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これは単なる毒親ではなくて“謎”という言葉がぴったりの

毒親ってところがミソでしたね。

 

子どもの頃 両親から受けた理不尽で不可解な仕打ちを

大人になった今、あれってどうだったんですかね?という相談をする形での打ち明け話。。

 

 

私の感想としてはこの異常な夫婦の根源は父親なんだろうなと。

でも、父の不自然な行動の理由が分からないのが残念だけど

だからこそそれは想像するしかなくて

それがまた謎という言葉につながるんですね。

 

そして、それに引きずられる母親という最悪の組み合わせ夫婦。

母自身も被害妄想的な発想で

自分の妄想を信じ切って娘に当てはめるという

よくわからない人でした。

 

 

理不尽とも言える不可解な出来事と

親の叱責に当時相談相手もいない子どもとしては

現実感が湧かない面もあり消化出来ないことを

大人になってからですが

第三者の意見を聴けたのは良かったと思いますね。

 

やはりこういう場合は物理的に離れるってことが

時には自分を助けることにもなるんでしょうね。

 

両親の殺害の意思を阻止し

光代のその後の人生を助けたのが

母親のゴミ収集癖だったという皮肉。。。

 

 

 

え?!これ実話なの?と、ゾッとしましたが

でもこういうのって相手の話・・・

つまりこの場合は両親の話が聴けないので

どうなのかは わかりませんね。

 

まぁ、それでも娘の話が事実だとして・・・

 

両親の肩を持つって訳じゃないけど

彼らが結婚するまでの人生で何があったのか?

それが彼らの人格形成にどう影響があったのか?

それが分かりませんしね・・。

夫婦そろってかなり精神的にも問題大ありのようですしね。

 

過ちを犯してしまうこともあるけど

それを認めてはいけない

子どもに弱みをみせてはいけないという思いや

或は「親はこうあるべき」みたいな思考にさせた時代の側面もあるのかなと感じました。

 

まぁ、子どもの立場としては

だから、しょうがないと片付けられないでしょうが。

 

こうして自分の毒親っぷりを告白して

共感を得る世の中に最近なってきました。

こんな親不孝なことやっていいのかな?と思ったこともありますが

そうやって自分を否定してきた過去から

現在、肯定出来るようになるなら

それもありかな?と思うこの頃です。