著者のセピアさんの動画は飾らない言葉やユーモアで語ってくださるので
以前から 楽しんで観ており
本を出版するとのことで 紙で購入しようかと思っていた時に
読メのコインが貯まっていたので
BOOK☆WALKERで購入しておいた本です。
動画は世界史全般を扱っておられるのですが
私が最初にハマったのは中国史で
その時から中国史に魅せられたような気もしています。
中国史に限らず 人間の行動原理って 国や時代を超えて
共通するものがあるのだと改めて感じますね。
ただ一つ大きな影響があるとするのは
地形や気候に大きく関係していて
それに人間の行動を左右されることは確か。
中国はあれだけの大きな面積だから
気候の違いの影響は特に大きく
南の湿潤地域と北の半乾燥地域、更に北の乾燥地域と分かれ
主食から異なっていたようです。
往々にして北の地域は南を蛮族と見下す傾向があったらしく
反発し合いながら
お互いの良い面を自分のモノにしようと対立が起こるのでしょうね。
権力者一族による世襲制が続くとその内
暴君や暗君が表れ
民衆の不満が溜まり他から打倒され権力交代が行われることに。
これが世襲制の危うい理由となるので
耳に痛くても諫言は聞くものだな~と。
それにしても 暴君たち、各々のエピソードが
えげつなさすぎる…![]()
現代日本にも伝わっている語源、風習、故事成語、四字熟語など
中国史以来の息吹を知るのは 驚きと共に感動すらしました。
本書は一次史料とはいかないまでも
中国史を知るのに重要な司馬遷の「史記」をベースに
物語のように進んでいくので面白さ満点の展開です。
日本の武将らも
司馬遷の史記を読み込んでいたのではと思う箇所も多々ありました。
時を経るに従って 国名も国境もあれよあれよと変化が。
あまりの変化の多さと複雑さに
勢力地図をプリントアウトしてメモを加えながら
読み進めていきました。
軍事強国7か国が残り
秦の国で13歳で即位した嬴政(後の始皇帝)が
段々と他6国を倒して
天下統一を成し遂げられたのは
様々な幸運に胡坐をかかなかった彼の冷徹な判断があったから。
始皇帝から始まった「統一」というワードが
現代の中国政府の考え方の礎になっているのだとすると
歴史の重みを感じます。
秦の始皇帝誕生の出自の逸話は 何かの本で知っていましたが
あの時代から2000年以上経った現在の
中国の…いや、日本にも与えた影響の大きさの元が
本書で語られたこの時代にあるのかと思うと
なかなかの感慨深さを感じました。
と同時に今の日本の状況は
この時代の中国の斉に重なる部分はないだろうか。
そして、同盟国のアメリカは秦なのか?
この後の中国史としては『項羽と劉邦』の時代でしょうか。
それともキングダム?
どちらも途方もない長編だぞ~![]()












