第12回浜松国際ピアノコンクール 本選 第2日 および結果発表 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

静岡県の浜松市で開催されている、第12回浜松国際ピアノコンクール(通称「浜コン」)(公式サイトはこちら)。

11月24日は、本選の第2日、ついに最終日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、第12回浜コンについてのこれまでの記事はこちら。

 

第10回浜松国際ピアノコンクールが終わって

第10回浜松国際ピアノコンクール 審査結果詳細を見ての感想

第12回浜松国際ピアノコンクール 出場者一覧

第1次予選 第1日

第1次予選 第2日

第1次予選 第3日

第1次予選 第4日

第1次予選 第5日

第2次予選 第1日

第2次予選 第2日

第2次予選 第3日

第3次予選 第1日

第3次予選 第2日

本選 第1日

 

 

 

 

 

なお、以下の協奏曲は梅田俊明指揮、東京交響楽団との共演である。

 

 

 

 

 

10 JJ ジュン・リ・ブイ JJ Jun Li BUI (カナダ 2004年生まれ)

 

S. ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43

 

ピアノはカワイ。

 

 

68 コルクマズ・ジャン・サーラム Korkmaz Can SAĞLAM (トルコ 1999年生まれ)

 

J. ブラームス ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 Op.15

 

ピアノはヤマハ。

 

 

74 鈴木 愛美 SUZUKI Manami (日本 2002年生まれ)

 

L. v. ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37

 

ピアノはスタインウェイ。

 

 

 

 

 

まだざっとしか聴けていないが、本選第1、2日の6人の演奏を気に入った順に並べると

 

1.  44 小林 海都 KOBAYASHI Kaito (日本 1995年生まれ)

2.  10 JJ ジュン・リ・ブイ JJ Jun Li BUI (カナダ 2004年生まれ)

3.  74 鈴木 愛美 SUZUKI Manami (日本 2002年生まれ)

4.  01 ヨナス・アウミラー Jonas AUMILLER (ドイツ 1998年生まれ)

5.  68 コルクマズ・ジャン・サーラム Korkmaz Can SAĞLAM (トルコ 1999年生まれ)

6.  05 ロバート・ビリー Robert BILY (チェコ 1997年生まれ)

 

といったところか。

JJ ジュン・リ・ブイも情熱的で華があるが、やはり小林海都の緻密な作り込みが一枚上手であるように感じた。

それから、音と表現に独特な力のある鈴木愛美が、何位に食い込むか。

 

 

 

 

 

さて、本選の実際の結果は以下のようになった。

 

 

【本選結果】

 

1位: 鈴木 愛美 SUZUKI Manami (日本 2002年生まれ)

2位: ヨナス・アウミラー Jonas AUMILLER (ドイツ 1998年生まれ)

3位: 小林 海都 KOBAYASHI Kaito (日本 1995年生まれ)

4位: JJ ジュン・リ・ブイ JJ Jun Li BUI (カナダ 2004年生まれ)

5位: コルクマズ・ジャン・サーラム Korkmaz Can SAĞLAM (トルコ 1999年生まれ)

6位: ロバート・ビリー Robert BILY (チェコ 1997年生まれ)

 

日本人作品最優秀演奏賞: ロバート・ビリー Robert BILY (チェコ 1997年生まれ)

奨励賞: ヴァレール・ビュルノン Valère BURNON (ベルギー 1998年生まれ)

室内楽賞: 鈴木 愛美 SUZUKI Manami (日本 2002年生まれ)

聴衆賞: 鈴木 愛美 SUZUKI Manami (日本 2002年生まれ)

札幌市長賞: 鈴木 愛美 SUZUKI Manami (日本 2002年生まれ)

ワルシャワ市長賞: 鈴木 愛美 SUZUKI Manami (日本 2002年生まれ)

 

 

 

 

 

以上である。

なんと、鈴木愛美が浜コン史上初の日本人優勝である。

それも、優勝のみならず、室内楽賞・聴衆賞など総なめにしている。

私は、本選では彼女の演奏を一番には挙げなかったけれども、彼女の優勝には納得である。

彼女の演奏には、特別な力がある。

様式だとか技巧だとかを飛び越えて、音楽の核心部を掴みにいくような。

今大会全体を振り返っても、最初は百花繚乱の演奏家たちに目移りしたものだが、今となっては彼女の演奏が最も鮮烈に印象に残っている。

こういう人には、やはり優勝がふさわしいと思う。

2位以下の入賞者たちについても、概ね納得の結果だった(できれば小林海都に2位をあげたかったけれど)。

日本人初優勝という記念すべき回、それも全くふさわしい個性の選出に、(ネット視聴とはいえ)立ち会えたのをうれしく感ずる。

 

 


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