大阪フィルハーモニー交響楽団
第567回定期演奏会
【日時】
2023年4月22日(土) 開演 15:00
【会場】
フェスティバルホール (大阪)
【演奏】
指揮:尾高忠明
ソプラノ:田崎尚美
アルト:池田香織
テノール:宮里直樹
バス・バリトン:平野和
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:福島章恭)
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
(コンサートマスター:崔文洙)
【プログラム】
ヴェルディ:レクイエム
大フィルの定期演奏会を聴きに行った。
指揮は、1947年鎌倉市生まれで2018年より大フィルの音楽監督を務める指揮者、尾高忠明。
曲目は、ヴェルディ作曲のレクイエム。
ヴェルディのレクイエムで私の好きな録音は
●アバド指揮 ベルリン・フィル 2001年1月25,27日ベルリンライヴ盤(NML/Apple Music/CD/YouTube)
あたりである。
アバド、ベルリン・フィル、そしてソプラノのゲオルギュー、三拍子揃った並ぶ者のない名盤。
今回の尾高忠明、大フィル、そしてソプラノの田崎尚美は、この名盤に並ぶとは言わないにしても、かなり健闘したと思う。
弱音部の繊細な表現力という点ではアバドやベルリン・フィルやゲオルギューに軍配が上がるが、ディエス・イレやトゥーバ・ミルムでの大オーケストラの迫力と推進力、そしてリベラ・メでのソプラノのしっかりした声量と存在感は、決して負けていなかった。
コロナ禍を経て3年ぶりに、マスクもパーテーションもない本来の大合唱が聴けたのも良かった。
終演後にブラボーが飛び交ったのも、3年ぶり。
コロナ禍明け最初の定期演奏会として、これほどおあつらえ向きなものはなかったのではないだろうか。
こうしたかつての日常が、今後も永く続いてほしいものである。
(画像はこちらのページよりお借りしました)
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