第17回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール ファイナルA 第1、2日 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

イスラエルのテルアビブで開催されている、第17回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

3月24、25日は、ファイナルA(室内楽)の第1、2日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、第17回ルービンシュタイン国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

第16回ルービンシュタイン国際ピアノコンクール ファイナル結果発表

1次予選 第1日

1次予選 第2~6日

2次予選 第1~3日

 

 

 

 

 

各参加者の演演奏日程と曲目は以下の通り。

 

 

 

 

 

第1日 3月24日(金)

 

 

04 Elia CECINO (Italy Age: 21)

 

Beethoven: Trio for Piano, Clarinet and Cello in B-flat Major, Op. 11

(Clarinet: Ron Selka, Cello: Haran Meltzer)

 

ピアノはファツィオリ。

 

 

14 Yukine KUROKI (Japan Age: 24)

 

Rimsky- Korsakov: Quintet in B-flat Major for Piano and Winds

(Flute: Boaz Meirovitch, Clarinet: Ron Selka, Bassoon: Mor Biron, Horn: Szabolcs Zempléni)

 

ピアノはファツィオリ。

 

 

09 Giorgi GIGASHVILI (Georgia Age: 22)

 

Beethoven: Trio for Piano, Clarinet and Cello in B-flat Major, Op. 11

(Clarinet: Ron Selka, Cello: Haran Meltzer)

 

ピアノはスタインウェイ。

 

 

 

 

 

第2日 3月25日(土)

 

 

05 Kevin CHEN (Canada Age: 18)

 

Brahms: Trio in A Minor for Piano, Clarinet and Cello, Op. 114

(Clarinet: Ron Selka, Cello: Haran Meltzer)

 

ピアノはスタインウェイ。

 

 

19 Chaeyoung PARK (South Korea Age: 25)

 

Brahms: Trio in A Minor for Piano, Clarinet and Cello, Op. 114

(Clarinet: Ron Selka, Cello: Haran Meltzer)

 

ピアノはスタインウェイ。

 

 

07 Alberto FERRO (Italy Age: 27)

 

Rimsky- Korsakov: Quintet in B-flat Major for Piano and Winds

(Flute: Boaz Meirovitch, Clarinet: Ron Selka, Bassoon: Mor Biron, Horn: Szabolcs Zempléni)

 

ピアノはファツィオリ。

 

 

 

 

 

以上、ルービンシュタイン国際ピアノコンクールの公式サイトより引用した(引用元のページはこちら)。

 

 

全6名。

まだざっとしか聴けていないが、ファイナルAの6人の演奏を気に入った順に並べると

 

1.  09 Giorgi GIGASHVILI (Georgia Age: 22)

2.  05 Kevin CHEN (Canada Age: 18)

3.  04 Elia CECINO (Italy Age: 21)

4.  07 Alberto FERRO (Italy Age: 27)

5.  14 Yukine KUROKI (Japan Age: 24)

6.  19 Chaeyoung PARK (South Korea Age: 25)

 

といったところか。

上位2人は技巧的にトップクラスで、今回の室内楽では(選曲も含め)華やかさでGiorgi GIGASHVILIにやや軍配が上がる気がしたが、Kevin CHENのさらりと情熱的なブラームスもなかなか。

Elia CECINOは、Giorgi GIGASHVILIほどのテクはないものの、明るく端正な音楽性がベートーヴェンの初期作品に合っている。

リムスキー=コルサコフを選んだAlberto FERROと黒木雪音は拮抗している印象(前者は勢いがあり、後者はくっきりした音楽性を持つ)。

Chaeyoung PARKも悪くないが、同曲を弾いたKevin CHENと比べると音の存在感が弱いか(表情付けはよりしっかりしているが)。

 

 

次回(3月26、27日)はファイナルB(古典派協奏曲)。

 

 


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