(古海行子の演奏動画 グノー/リスト ファウストワルツ) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。

好きなピアニスト、古海行子の新しい演奏動画がアップされた。

動画はこちら。

 

 

2021年5月4日(火・祝) 開演 15:15 丸ビル1Fマルキューブ

グノー/リスト:ファウストのワルツ S.407

※動画の45:39から

 

 

 

 

 

以前の記事に書いた(その記事はこちら)、ゴールデンウィークのピアノフェスティバルの一環である。

再編集によってより高音質・高画質となっている。

 

 

グノー/リストのファウストワルツで私の好きな録音は

 

●寺元嘉宏(Pf) 2015年11月23日浜コンライヴ盤(CD)

 

あたりである。

今回の古海行子の演奏は、これに匹敵する鮮やかさ。

キラキラ光るような寺元嘉宏盤とはまた違った、あまりキラキラしすぎないシックな音も魅力である。

寺元嘉宏の演奏を透明なガラス器にたとえるならば、古海行子の演奏は白い陶器といったところか。

 

 

この曲には彼女の旧録音もあるが(こちら)ミスタッチが少しみられたのに対し、今回の新録音はテンポがやや落ち着いているぶん余裕が感じられ、ミスもほとんどなく完成度が高い(旧録音のコーダのトップスピードも捨てがたいが)。

また、今回の新録音はオンマイクの明瞭な音質となっており、彼女の弾くトリルの精妙さなどがよく伝わってくる。

 

 

余談だが、今回の演奏動画では何人ものピアニストたちが演奏しているのだが、その中でも古海行子が大トリとなっており、実力あるピアニストとして高く評価されているのかと嬉しくなる(たまたまかもしれないが)。

 

 

なお、前回の演奏動画もぜひ(下記リブログ元の記事)。

 

 

 

 


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