(勝手に選ぶ上原ひろみの名曲 第2位 Wind Song) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

好きなジャズピアニスト、上原ひろみのオススメの名曲を勝手にセレクトして紹介するシリーズの続きである(順位付けは私の独断と偏見に基づく)。

今回は第2位、「Wind Song」。

 

 

 

 

彼女の2ndアルバム“Brain”に収録された一曲である。

ピアノ、エレキベース、ドラムによるピアノ・トリオ曲。

「おしゃれ系部門」(?)の代表曲だと思う。

 

 

上原ひろみはただ単に指がよく回るだけでなく、ジャズピアニストとしては異例なほど精緻なタッチコントロールを持つ。

殊に1:23~3:04あたりのピアノソロ部分、あるいは4:43以降の後奏部分、こういった箇所での弱音の繊細さたるや、そよ風の優しくも切ない歌をそっくり表現している。

今の季節にぴったりでもあり、ジャズに縁遠い方にもぜひ一聴いただきたい一曲。

 

 

彼女のおしゃれな曲をもっと聴きたいなら、同じアルバムの「Desert on the Moon」という少しメランコリックな曲もオススメ。↓

 

 

なお、「勝手に選ぶ上原ひろみの名曲」シリーズのこれまでの記事はこちら。

 

第3位 Dancando No Paraiso

 

 


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