今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
好きなジャズピアニスト、上原ひろみのオススメの名曲を勝手にセレクトして紹介するシリーズの続きである(順位付けは私の独断と偏見に基づく)。
今回は第2位、「Wind Song」。
彼女の2ndアルバム“Brain”に収録された一曲である。
ピアノ、エレキベース、ドラムによるピアノ・トリオ曲。
「おしゃれ系部門」(?)の代表曲だと思う。
上原ひろみはただ単に指がよく回るだけでなく、ジャズピアニストとしては異例なほど精緻なタッチコントロールを持つ。
殊に1:23~3:04あたりのピアノソロ部分、あるいは4:43以降の後奏部分、こういった箇所での弱音の繊細さたるや、そよ風の優しくも切ない歌をそっくり表現している。
今の季節にぴったりでもあり、ジャズに縁遠い方にもぜひ一聴いただきたい一曲。
彼女のおしゃれな曲をもっと聴きたいなら、同じアルバムの「Desert on the Moon」という少しメランコリックな曲もオススメ。↓
なお、「勝手に選ぶ上原ひろみの名曲」シリーズのこれまでの記事はこちら。
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