(勝手に選ぶ上原ひろみの名曲 第3位 Dancando No Paraiso) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

好きなジャズピアニスト、上原ひろみのオンラインコンサートについて、先日の記事に書いた(その記事はこちら)。

それを機にというわけではないが、上原ひろみのオススメの名曲を勝手にセレクトして紹介してみたい。

順位付けは私の独断と偏見である。

今回は第3位、「Dancando No Paraiso」。

 

 

 

 

彼女の1stアルバム“Another Mind”に収録された一曲である。

ピアノ、エレキベース、ドラムによるピアノ・トリオ曲。

「盛り上がり系部門」(?)の一番の代表曲だと思う。

 

 

私が知っているジャズピアニストというと大御所くらいのもので、最近の若手は全く知らないのだが、そんな私の知る範囲では、上原ひろみほど安定したテクニックを持つジャズピアニストは他にいない。

この「Dancando No Paraiso」はラテンの激しいリズムが魅力で、ラテン・ジャズのピアニストとして有名なミシェル・カミロにも通じるような音楽だが、ここで彼女はテクニシャンとして知られるカミロ以上に技巧的な曲にしており、それを難なく弾きこなしてしまっている。

特に、6:18頃からじわじわと盛り上げた末に達する、6:45頃からの燃えるようなクライマックスが聴き物。

 

 

この曲のライヴ映像もあり、より一層白熱した演奏となっている。↓

 

 

なお、彼女の超絶技巧をもっと聴きたいなら、少し難解で通向けだけれど同じアルバムの「Double Personality」という曲もオススメ。↓

 

 


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