(中川真耶加の演奏動画 シューマン 3つのロマンス 作品94 より 第2曲) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。

ツイッターでフォローさせていただいている方が、好きなピアニスト、中川真耶加の新たな演奏動画がアップされたことをご親切にお教え下さった。

動画はこちら。

 

 

 

 

曲目は、シューマンの「3つのロマンス」op.94より第2曲。

副田真之介(オーボエ)との、リモートでのオンライン共演である。

聴きに行きたくて行けなかった彼らの2018年のコンサート(その記事はこちら)で演奏された曲の一つ。

このような形で聴くことができるのは何とも嬉しい。

 

 

この曲はハインツ・ホリガー盤、ハンスイェルク・シェレンベルガー盤、アルブレヒト・マイヤー盤、アラン・ヴォーゲル盤、アレクセイ・オグリンチュク盤、フランソワ・ルルー盤、アレクサンドル・ガテ盤、ファビアン・トゥアン盤、セリーヌ・モワネ盤など、名盤が目白押しである。

そんな中にあって、副田真之介のオーボエが聴き劣りするかというとそんなことはなく、この曲の素朴な味わいがよく出ている。

 

 

中川真耶加のピアノも、いつもながら素晴らしい。

リモート共演であることを忘れさせるほどにオーボエにしっかり合わせつつも、伴奏だからと埋もれることなく、低音のオクターヴを雄弁に聴かせたり、中間部のアジタート風の(急くような)テンポ感を出したりと、この曲のロマン性の表出に一役も二役も買っている。

 

 

この2人の共演、今後もぜひ期待したいところである。

サン=サーンスやプーランクなどいかがだろうか?(と贅沢なことを書いてみる…)

 

 


音楽(クラシック) ブログランキングへ

↑ ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、クリックお願いいたします。