(ユジャ・ワンの演奏動画 プロコフィエフ トッカータ) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

現在人気のピアニスト、ユジャ・ワンの演奏動画を観たのだが、これがなかなか良かった。

曲は、プロコフィエフのトッカータ。

2018年ルツェルン音楽祭におけるアンコールでの演奏である。

 

 

https://youtu.be/AVpnr8dI_50

 

 

ユジャ・ワンについては、とてもうまいし基礎力があると思うものの、見た目の割に演奏は少し地味というか、彼女でなければならないと感じるような決定的な演奏に出会ったことがあるかといわれると、あまり思い浮かばない(実演を聴いたらすごいのかもしれないが)。

しかし、今回のプロコフィエフは、かなり良いと思う。

相当なハイテンポで、かつ余裕がある。

クレア・フアンチの録音(2006年浜コンライヴ盤)に匹敵するかも。

大変音楽的で表情豊かなフアンチ盤に対して、ユジャ・ワンのほうはどちらかというとストレートで、悪く言うと一本調子なのだが、そのやや無機的な感じがこの曲にはよく合っているように思う。

 

 


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