国宝展 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

京都国立博物館開館120周年記念

特別展覧会「国宝」
 

【会期】 
2017年10月3日(火)~11月26日(日)

 Ⅰ期 10月3日(火)~10月15日(日)
 Ⅱ期 10月17日(火)~10月29日(日)
 Ⅲ期 10月31日(火)~11月12日(日)
 Ⅳ期 11月14日(火)~11月26日(日)

 

【会場】
京都国立博物館 平成知新館

 

 

 

 

 

国宝展を観に行った。

このような国宝展は、41年ぶりとのこと。

私は全く詳しくないのだが、きっとたいそう貴重な機会なのだろう。

かなり多いためか、Ⅰ~Ⅳ期に分けて展示されたようだが、私が行ったのはⅠ期とⅡ期である。

私の観た代表的なものは、

 

・深鉢形土器(火焔型土器)…華やかな装飾の凝らされた縄文時代の土器。

・吉祥天像…奈良時代の天女の絵。

・秋冬山水図…雪舟の墨絵。

・桜図壁貼付…長谷川等伯の息子、長谷川久蔵による桜の襖絵。

・風神雷神図屏風…俵屋宗達の描いた江戸時代の屏風画。

・土左日記…紀貫之の紀行文「土佐日記」を、藤原為家が一字も間違えずに写し取ったもの。

・聾瞽指帰…「弘法筆を選ばず」で有名な空海の、若い頃の書。

・大日如来坐像…大阪の金剛寺にある、平安時代作の大きな仏像。

・初音調度のうち蒔絵十二手箱…徳川家光の長女の千代が、尾張の徳川光友に嫁いだ際の婚礼調度の一つ。源氏物語の「初音」の帖に因む。

・信貴山縁起絵巻…平安時代の絵巻物。四大絵巻物の一つと。

・曜変天目茶碗…中国の南宋で作られた茶碗で、内側の斑文の周囲が、見る角度によっては玉虫色に光るというもの。

 

などである。

他にもたくさんあった。

有名な「漢委奴国王」の金印は、まだ展示されていなかった。

 

 

こういうものの「芸術的価値」については、私にはあまりよく分からないのだが、少なくとも「希少価値」はあると思われ、ありがたく観させていただいた。

よく分からないながらも、雪舟の絵は渋くて良かったし、久蔵の桜図もきれいだった。

各種の絵巻物は、思ったよりカラフルだった。

あと、空海の字は、たしかにうまい感じがした。

どれもきわめて幼稚な感想で恐縮である。

こういった国宝に詳しい人の話を、一度聞いてみたいものである。

 

 


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