(キアロスクーロ四重奏団の新譜) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

好きなカルテットであるキアロスクーロ四重奏団の新譜が出るということを知った。

 

 

 

イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団による
ハイドンの6つの弦楽四重奏曲 Op.20の第2弾!

 

SACDハイブリッド盤。今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。2016年4月、団としての初来日は大成功をおさめました。BIS初登場となった前作に続くハイドン第2弾です。古典派と初期ロマン派のレパートリーを演奏する当団は仏Aparteレーベルよりベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンのディスクをリリースし、いずれも好評をしております。
 前作に続くハイドンの6つの弦楽四重奏曲 Op.20。当ディスクには第4~6曲(弦楽四重奏曲第34~36番)が収録されました。第34番の第1楽章は三拍子楽想による入念なソナタ形式、第2楽章は素朴な変奏曲、第3楽章はジプシー風のシンコペーションでいろどられたメヌエット、第4楽章はハンガリー風のリズム的活気に満ちたソナタ形式の作品です。第35番はロマンティックな情調のために同曲集の中でも最も名高い作品。特に第1楽章の第1主題は「ハイドンのシュトゥルム・ウント・ドランク期」の代表的な例と言えます。第3楽章はシチリア舞曲の曲想をもち、第4楽章はフーガによルフィナーレの第1曲で、二主題フーガを展開します。最後の第36番、第2楽章はニ主題による自由な変奏で、幻想的な性格が強い作品です。
キアロスクーロ四重奏団のキリっとしまった演奏はハイドン向き。美術用語でコントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味する「Chiaroscuro(キアロスクーロ)」らしい陰影に富んだ演奏と言えましょう。(輸入元情報)

 

【収録情報】
ハイドン:
● 弦楽四重奏曲第34番ニ長調 Op.20-4, Hob.III:34
● 弦楽四重奏曲第35番ヘ短調 Op.20-5, Hob.III:35『レチタティーヴォ』
● 弦楽四重奏曲第36番イ長調 Op.20-6 Hob.III:36

 

キアロスクーロ四重奏団
アリーナ・イブラギモヴァ(第1ヴァイオリン)
パブロ・エルナン・ベネディ(第2ヴァイオリン)
エミリー・ヘルンルンド(ヴィオラ)
クレア・ティリオン(チェロ)

 

録音時期:2015年12月
録音場所:ブレーメン、センデザール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)

 

 

 

以上、HMVのサイトより引用した(引用元のサイトはこちら)。

 

上記の説明文にもあるように、彼らのCDとしては

・1枚目のモーツァルト第19番/シューベルト第13番(NMLApple Music

・2枚目のベートーヴェン第11番/モーツァルト第16番(NMLApple Music

・3枚目のモーツァルト第15番/メンデルスゾーン第2番(NMLApple Music

・4枚目のハイドン 太陽四重奏曲 前半(NMLApple Music

のアルバムがすでにリリースされている。

いずれも名盤であり、特に1枚目のアルバムは、私にとってはアリーナ・イブラギモヴァ(このカルテットで第1ヴァイオリンを務めている)のすごさを知らしめてくれた、思い出の一枚である。

これほど美しい「不協和音」と「ロザムンデ」は、他に存在しえないのではないかと思ってしまうほど。

今回リリースのハイドン 太陽四重奏曲 後半のアルバムにも、大いに期待したい。

 

 


音楽(クラシック) ブログランキングへ

↑ ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、クリックお願いいたします。