アムステルダム・バロック管弦楽団 大阪公演 コープマン バッハ 管弦楽組曲第3, 4番 ほか | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

トン・コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団

 

【日時】

2016年10月1日(土) 15:30開場 16:00開演


【会場】

いずみホール

 

【出演】

トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック管弦楽団

 
【演奏曲目】

J.S.バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
       シンフォニア ニ長調 BWV1045
       ブランデンブルク協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049
       ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
       カンタータ第42番《この同じ安息日の夕べ》BWV42よりシンフォニア
       管弦楽組曲 第4番 ニ長調 BWV1069


アンコール:上記より数曲を再演

 

 

 

 

 

トン・コープマン&アムステルダム・バロックオーケストラは、古楽オーケストラの中でも特に有名な一つだが、生演奏を聴くのは今回が初めて。

颯爽とした中にも味わいのある、良い演奏だった。

ただ私は、古楽オーケストラの良し悪しはひまひとつよくわからないのではあるが。

有名な「G線上のアリア」も、アップテンポで爽快に奏される。

管弦楽組曲第3番の終曲ジーグは、今回久々に聴く懐かしい曲で、快速な中にもごくわずかな哀愁があるような気がして、今回聴いた中では最もぐっときた。

ブランデンブルク協奏曲は、第3番・4番ともに有名なものだが、これも生演奏で聴くのはもしかしたら今回が初めてかもしれない。

ともに好きな曲だけにうれしかった。

4番は2本のリコーダー(ブロックフレーテ)が活躍するが、ブリュッヘンほどの朗々たる音ではないものの、素朴な音色が魅力的だったし、ソロ・ヴァイオリンも縦横無尽に活躍していた。

そして第3番では、全ての楽器がときにはソロ楽器として活躍しており、いわゆる合奏協奏曲とはこういうものなのかとCDでは実感しにくい点を改めて知ることができた。

全体的に、楽しい演奏会だった。