3年Z組銀八先生 6 | 銀さんのリアルなつぶやきブログ

銀さんのリアルなつぶやきブログ

内容はほとんどリアルのことばっかなのでまぁ興味あったらみちゃって~

つづきから


                        *


「こんのクサレ猫耳!今度はミートボール食ってんじゃねーか!」


「ミートボール食ワレタグライデ、ガタガタウルサイネ!」


って、まだやってんのかよ、お前ら!


新八がのけぞるのと、神楽ちゃんが右手を大きく振りかぶるのが同時だった。


キャサリンめがけてパンチを放つつもりだったのだろう。


しかし、神楽ちゃんが大きく引いた右手は、


不幸なことに前の席の桂くんの後頭部にクリティカルヒットした。


「―!」


桂くんは声もなく机に突っ伏し、後頭部のたんこぶからプスプス煙が上がる。


と、今度はそこへ妙の怒号だ。


「いいから、私の席から離れろやァァァァ!」


妙と近藤くんのバトル(というか一方的な私刑《リンチ》)


もまだ続いていたようである。


「今日の私は月からの使者で機嫌がわりーんだよおっ!」


声とともに、妙はファッション雑誌をぶん投げた。


狙いは勿論近藤くんの顔面だったのだが、


「あぶっ!」


と、とっさに近藤くんはそれをかわし、その結果、


気円斬ばりの殺傷力を伴って放たれたファッション雑誌は、


長谷川くんの後頭部に直撃―。


「やっおありここはド短期で・・・・・・ごふっ!」


長谷川くんは机に突っ伏し、アルバイト雑誌にドロリと血が広がる。


かと思うと、


「てめっ、今度は自殺系サイトにアクセスしてんじゃねえかあ!」


「あれ、土方さん、前に『一度でいいから本物の彼岸花を見てみたい』って・・・・・・」


「言うかァ、そんなこと!どんな望みだ、それは!」


逃げる沖田くんを追う土方くん。


ダメだ・・・・・・と新八は思う。


なにごともなく、なんて願いは、3年Z組には通用しない。


この馬鹿どもの騒ぎっぷり。学級崩壊なんて言葉じゃ生ぬるい。


これじゃ、まるで学級メルトダウンだよ・・・・・・。


新八がが心中にそう呟いていたときである。


教室の前の引き戸がガラリと開けられた。現れたのは一人の男。


眼鏡も白衣もネクタイも、全てをだらしなく身につけた、白髪で天然パーマの男。


その人物は、くわえ煙草でこう言った。


「朝からうるせーぞ。中二のノリですか、コノヤロー」


Z組の担任教師―坂田銀八先生、その人であった。


 

                 *




                                       つづく



疲れたぁ~