いつの間にか年末調整もコミケも終わり、新しい年が始まりました。
コミケ3日目に行ったら買いたいリストが何一つ買えず、すっかすかの袋のまま帰宅しました。2日目予算オーバーしたのでいいのですが。

 

ところで仕事をしているとお客様から毎年卓上カレンダーをいただきます。様々なデザインの中でもジムインは某転職サイトさんの白と青のシンプルなカレンダーが気に入っており、でもカレンダーが欲しいからといって毎回そこで求人掲載を出せるわけじゃなし、翌年は取引があるかもねってくらいの気持ちでカレンダーをいただけたらうれしいなあと思っていた(買えよ)ところ、弊社担当者さまから「来年のカレンダーができたのでお持ちしたいのですが、ついでに来年の傾向や募集職種についてお伺いさせてください」とお電話をいただいたので、ミーティングルームを予約してお待ちしておりました。

ですがお話は来年のことよりも現状別媒体で掲載している職種のことばかり。前もって「今掲載は充足しそう」とお伝えしてあるのに。

 

そしてなによりカレンダーのカの字もないのです。カレンダーが目当てなわけじゃないけど、カレンダー持ってくるついでに打ち合わせって言ったのにカレンダー持ってきてないって、カレンダーどうしたああああ。

あれですか、「今年掲載してないくせにタダでカレンダー欲しがるとかうぜーんだよ、クソ中小企業が1度載せてやっただけで調子乗んなバーカ」という無言圧力なのでしょうか。掲載してたときだってカレンダー1個しか寄こさなかったくせに。

 

もういい、今年は健診機関でたくさんいただいた健康標語付きのカレンダー使うもん。今年は別媒体で掲載だ。

ジムインはすねております。

読書はしている。だが読書メモ前の雑文に書くことがない。風邪引いた。太った。でもそうじゃない。
最近食べ物のグラム数量らなくなった。もっと痩せたいとは思わなくなった。でもそうじゃない。なにを書けばいいの、なにを書いてきたの?

 

むなしいわたしの読書メモ

 

 

 

『ミステリ国の人々』有栖川有栖

ミステリを読もうとして心折れた人でも興味を持って読めるエッセイを書くこの人は本当にミステリを愛しているのだなと思います。「初心者に超おすすめ推理小説」などとして挙がっている『占星術殺人事件』はたしかに傑作だしなるべく早く読んでおくべきだとは思いますが、だからといって手放しでおすすめできるかというとそうでもないと思っています(特に前半)。

初心者はそれぞれバックグラウンドがあり、そこにリンクしているものを渡してあげられたら心も折れにくいのではないでしょうか。この本を読んだ友人は「ロボット三原則のアシモフが推理小説を書いているとは知らなかった」と言って「黒後家蜘蛛の会」を読み始めました。私はロボット三原則をアシモフが作ったのを知らなかったのでした。

 

『幻想運河』有栖川有栖

ドラッグへの好意、一歩間違えれば文句を言われそうな文章の見た目、(有栖川有栖なのに)謎解きがスッキリしない、最後も含みを持たせている、など挑戦的な作品でした。有栖川有栖だからこう思うのであって、別の作家であれば感想も違っていたのだろうなと考えさせられた作品でした。有栖川有栖の本を最初に読むなら、これはおすすめしないな。
 
『ジェリーフィッシュは凍らない』市川憂人

「21世紀のそして誰もいなくなった」なんて、ハッハッハ犯人はこいつで決まりだな!と読み始めたらその後ろのものにすっかり騙されました。このパラレルワールドには『占星術殺人事件』のような魅力があります。謎解き後に明かされた事実で読書中気になっていたモヤモヤはスッキリするし、文章は読みやすいし、久しぶりに良い推理小説を読みました。

雪山での連続殺人という定番ネタで、死ぬ人数もトリックも文章も鮮やかです。「ああうん、だよねー推理小説だねー」という醒めた気分にさせないで終わらせてくれました。

科学的知識がないと序盤で倒れそうですが、探偵も同じく倒れそうだったのでなんとか頑張れました。そこらのやっすい推理小説もどきのように、衒学を感じさせないのはとても良い。次作が楽しみです。

 

『ブルーローズは眠らない』市川憂人 

『ジェリーフィッシュ』の2作目ということで期待。今回も騙されました。やはり文章と説明がうまいので読みやすいし、集中しやすいです。

密室トリックは大きいものがひとつでもうひとひねり欲しかったですし、あのアレはどうなのよ、とも思いましたけど、この作者だからこそ期待してしまうのかもしれません。前作のほうがトリックが大きかった分衝撃的だったと思いますが、今作は小さなトリックをいくつも詰め込んで、読んでいる途中であれーなにか引っかかるというところも回収しています。これこそ王道、とても満足です。

ヨーグルトっていったらコしかない。コアコアと名前が変わろうがコアです。スプーンですくっても、100回くらい容器を振ってゲル状にしても美味しい。コアはいつ食べても美味しい。

通販は20個から。賞味期限は約1週間。なやむ。

 

 

私の推理小説疲れってなんなのだろう。時間はあるのに数ページめくってみてそのまま、どうしても読む気になれない。もちろん心の余裕がないからというのもあると思います。体の疲れもあると思います。

『ダ・ヴィンチ・コード』を読んで気が付いたのですが、映像は視覚による情報が多く、聴覚からも多々入ってくるので理解しやすい。文章だと文字だけからイメージしなければならないのですが、最近特にその作業が難しくなってきています。背景が見えてきません。臨場感がありません。『奇岩城』を読んでわくわくしたあの気持ちが感じられません。ただ文字を追っているだけの機械になっています。年齢のせいかもしれません。ゲームも若い頃は世界設定にわくわくしたけれど、今は偽物のように感じて没頭できなくなってしまっているような気がします。

『占星術殺人事件』のように、また、タイトルやあらすじは忘れたけれどトリックだけは忘れられないいくつかの推理小説のように、頭を殴られるようなショックを感じたいのです。

 

 

 

『氷菓』米澤穂信 

ヤレヤレ系主人公と美少女がいまいち恋愛に発展しない典型的カップル。ラノベだから仕方ないとはいえ、黒髪清楚美人で巨乳のおっとりさん、謎が絡むときは好奇心旺盛、男性の処女信仰の押しつけのような典型的ヒロインにはうんざりです。まあブスやBBAだとそれだけで読んでもらえませんからね。ホータローと文字が出てくるたびに『七回死んだ男』を思い出してしまいました。トリックは日常系、やや強引な謎解きが多いですが、ラノベ系(?)推理小説の中では群を抜いていると思います。

 

『慟哭』貫井徳郎
ここしばらくこういう系のトリックを扱う作品ばかりにあたってしまっていて、やっぱそうなのかなーと思いながら読み進めてしまいました。伊津子ってなんなのでしょう、私には納得できません。結婚とは自分の子供を産み育てることが目的なのでしょうか。宗教にのめりこみ崩れていく主人公の描写が素晴らしいと思います。湊かなえの『告白』でも感じたことですが、人間は簡単にぶれる。人間は聖人ではないのだと思っています。最後数行についてはあれが良いと思います。現実はつらく苦しいもので、救いは万人には訪れない。

 

『生ける屍の死』山口雅也

久しぶりにすごい。すべてにおいて、この設定、この環境でなければ成立し得ない。トリックの衝撃としてはほかにも多くの作品があると思いますが、この作品が成立する世界とこの箱を作り上げた作者がすごい。だからこそ舞台がアメリカだったのだと理解できます。そしてまた、文章が素晴らしいです。衒学がすごい、が他の可哀そうな衒学趣味の作家と違って、嫌味ではない。装飾過多な長文ではなく、情報量は多く文字数は少なく、読ませる力がありました。
ページが進まない本は、単純につまらないのだと分かりました。