毎日会社行って帰宅して録画したテレビ見ながら夕飯食べて洗濯して皿洗ってぼへーっとするともう深夜です。
毎日が充実感なく過ぎていきます。会社帰りにおけいことかしてるリア充ってどういう生活してるんだろう。
でもこの生活は得難い。
大事。
金兵衛のお弁当食べたー(安いやつだけど)

(∩´∀`)∩

うまうま読書メモ
『羆嵐』 吉村昭
Wikipediaの読み応え系記事から小説にきました。熊害はもちろんですがイナゴなどの虫害もあり、開拓をする厳しさを感じます。事件が発生した理由は羆の生活圏に人間が侵入したことですが、人も羆もお互い生き延びねばならない。人間が多く集まっても羆を倒せない無力さが飾り気のない文章で書かれていて、それがまた迫力を感じさせ、読んでいてため息が出ます。
『赤い人』 吉村昭
『熊嵐』を読んで同じ北海道系のものをと読み始めました。囚人に開拓工事をさせれば人件費がかからない、死んだら食費もかからず一石二鳥とは、苛烈です。限られた備品と予算でパフォーマンスを出させるために厳しい罰を与えたり見せしめにするむごさが静かに書かれています。殺人をしたものもいますが、時代背景により収監された者もいます。北海道の開拓の基礎になった人たちがいるのだと学びました。
『オーパーツ死を招く至宝』 蒼井碧
だから「このミステリーがすごい!」と「『このミステリーがすごい!』大賞」は違うとあれほど言ってるのに。読了までに多くの努力と忍耐を必要としました。同じ推理小説でどうしてこれほど磁力(引き込む力)が違うのだろう。推理小説とはいえトリックロジックよりまず先に文章力が大切だと思います。
『6時間後に君は死ぬ』 高野和明
まったく進まない読書をした結果、眠気も時間も関係ない一度開いたら読了するまで閉じられないくらい面白いを本を読みたいと思いました。とはいえ本作品は何度か閉じましたが。なんつーかベタ。短編に登場する主人公はすべて女性で、それぞれの読者が泣ける(であろう)場面を必ず持ってくる。でもいい。小説ってそれでいいじゃないかと思います。この作者は場の画が見えやすいのですが、脚本家だったというのは大きいんだろうなと思います。
『幽霊人命救助隊』 高野和明
ベタだ。ベタです。自分のトラウマに向き合い、自分を癒し、これまで頑張って生きてきた自分への声援を感じる本。死を重たく見せるのではなく、ユーモアを入れてあるので辛くならずに最後まで読める。いくつかの登場人物のエピソードがあり、読者それぞれが一番泣けるパートが違ってくるはず。救助される登場人物がいろんな手法で救われながら、読んでいる自分も救われたような気がしてきます。
『罪の声』 塩田武士
グリコ・森永事件をモデルにしたフィクション、とはいえどこまでがフィクションなのか?と感じるほどに骨太で読みごたえがありました。序盤は硬い文章に感じて進まなかったのですが、中盤以降は一気に読み進めました。過去の事件を掘り起こしていくので派手さはまったくないのですが、登場人物2人を視点に置いて動きを作ってあり、それが交差していき解決に向かう展開はとてもスリリングで、良い読了感を覚えました。
『赤朽葉家の伝説』 桜庭一樹
毛毬やばい。推理小説と言えるか?程度の推理小説ですが、こういう女性の世代物が好きです。幽女の如き怨むものも良いなと思ったのですが、里中満智子の『あすなろ坂』が原体験、ほかにも大和和紀の『ヨコハマ物語』など女性の半生を描いた作品が好きなのです。そして毛毬がいい。妙なリアリズムを感じます。
『殺人喜劇の13人』 芦辺拓
鮎川哲也賞受賞作ということで読みました。前半部は非常にむずがゆい文体ですが、理由あってのこと。ですが後半との文体ギャップが少ないので特徴が消えてしまっているのではと思います。10人近くが死に、殺し方もトリックも様々、全部やってやった感があります。動機はごり押し気味ではないかと思いますが、デビュー作でこれだけのものはなかなかないと感心しました。
『カエル男』 中山七里
止まらず読んでしまいました。展開が早く、飽きさせません。内容が好きか嫌いかはおいといて、こういう素晴らしい本に出会えたとき、読書をしてきた甲斐があったと心底思います。
なんというかこの手のトリックって一度ほかの物を読んでしまうと「ああ……これね」ってなりませんか?代表作はいくつかあるでしょうが、私の場合『ハサミ男』はかなり衝撃的だったのでその後はなにを読んでも、ああ『ハサミ男』だねえ、と思ってしまいます。
『扼殺のロンド』 小島正樹
トリックとか動機とかそういうのは個人の感想なのでいいのですが、探偵がどうも映えてこないのです。明るくさせるのはいいのですが、人を馬鹿にするような言動はいかんと両親に言われて育ってきたので、そういうの良くないと思います。
『火の粉』 雫井脩介
とりあえずだな、結婚は安易にしてはいけない(経験者は語る)。推理小説というよりサスペンス寄り。過去を思い出すのであまり好きではない。
『武家屋敷の殺人』 小島正樹
島田荘司との共著でデビューしただけあって、幻覚を見ていると思われる日記を「すべて事実だと思おう」というあたり、すごく島田荘司ぽい。白いのなんて知らんがな。やりすぎミステリの伝道師を自称(えぇー(´Д`;))するだけあってとにかく詰め込んであるが、読後『涙香迷宮』のように、「ある意味でこのミステリーがすごい」という感想しか出なくなります。
また海老原シリーズでも感じたように探偵に個性を持たせようとしているのでしょうが、狙いが外れているのではないかと感じました。
『綺譚の島』 小島正樹
今回のは探偵の意地悪な言い方が少なかったのでよかったです。この作者を何冊か読んできて、どうせフルどんでん返しだと思っておけばよろしという気持ちになってきたのでこれはこれで残念。ただ、やはりこの作家は他の作品も読みたいと思えるので、やはり面白いのだと思います。