こんにちは。
お読みいただきありがとうございます。先日書いた記事の続きです。
iPhone 11を使っている友人が、川口市内の南平地区(弥平・東領家)で気づかないうちにパートナー回線の5GBを使い切ってしまうと話していたのですが、理由はおそらくここで触れている事象によるものだと思います。この界隈は足立区との区界にまるで城壁のようにパートナー回線エリアが存在するのです。
iOS版の『my 楽天モバイル』アプリでは接続されている回線の種別が表示されません。また、OSの仕様としてiOSは内蔵モデムの持つ各種情報をアプリで取得することができないそうで、情報を表示するサードパーティ製のアプリがありません。楽天モバイルのFAQによると、8月までにiOS版も対応する予定とのことです。
これまで何度もブログに出てきていますが、先週末も春日部の『麺や豊』に中華そばを食べに行ったついでにまた調べてみました。
まず川口市→春日部市の往路ですが、経由地点のさいたま市岩槻区にいる時点でBand18(パートナー回線)を掴んでいることを確認しました。楽天モバイルの基地局がすぐ近くにあるコンビニに車を停めてしばらく様子を見ましたが、やはりBand3には変わってくれません。機内モードをON/OFFすればBand3(楽天モバイル回線)に戻るであろうことは先週確認済みですが、もしかすると発呼のタイミングで戻るのではないかと考えて、Rakuten Linkから発呼操作を試してみました。結果はBand18のままで変化はありませんでした。続いて機内モードのON/OFFしてみたところあっさりとBand3に変わりました。すぐ近くに楽天モバイルの基地局があるのでこれは当然ですね。
Band3に切り替わった岩槻区から春日部駅東口の『麺や豊』に向かいましたが、着いたときにはまたBand18に戻っていました。
いつの間にかまたBand18に戻っている
今春以前は店内はRSRP:-100~-110dBm(=やや難あり)ぐらいだった記憶があるので、まあ仕方がないかなと思いつつ、再び機内モードのON/OFFを試したところあっさりBand3に切り替わりました。
機内モードのON/OFFであっさりBand3を掴んだ
電界強度が気になったので調べてみると、RSRP0/RSRP1はそれぞれ-88dBm/-86dBmとかなり良好な値です。おそらく近くに基地局ができたものと思われます。
屋内でもBand3は良好な状態
美味しい中華そばをいただいたあとは、国道4号線を回って川口市内に戻ることにします。先々週は草加市の西端をかすめて川口市内に入りましたが、今週はルートを変えてみました。具体的には、春日部方面から国道4号線を神明町(南)交差点で右折して国道463号線の旧道(越谷街道)を西進、五才川橋交差点で左折・南進、県民健康福祉村の西側を南進し、武蔵野線を越えたところで綾瀬川を渡って東川口に入るルートです。
春日部でせっかく掴み直したBand3ですが、国道4号線(旧道)の途中で再びBand18に切り替わりました。Band3からBand18に切り替わる条件(しきい値)はわかりませんが、粘ることなくあっさりとBand18に切り替わる印象です。それ自体は構わないのですが、問題はパートナー回線エリアにいる間はBand3に復帰しないことです。ここが一方通行のままではまずいのではないでしょうか。
復路の中でBand3に切り替わったのは東川口駅から南東方向約500mにあるファミリーマート川口東戸塚店の前でした。ここに至るまでに楽天モバイルの基地局の前を少なくとも4箇所通っています。ちなみにこのファミリーマートの東隣の建物の屋上に楽天モバイルの基地局があります(Googleストリートビューでも第一世代のアンテナが確認できます)。このルートをKDDIのローミング接続エリアマップと重ねるとこうなります。
五才川橋交差点から南進するルート(Band18/Band3)
ローミング接続エリアを外れて数十メートルでBand3に戻るという、先週と同じ結果になりました。ここで感心したのはKDDIのエリアマップの正確さです。バンドごとに実地での電測調査を積み重ねて相当精緻なエリアマップが作成されているものと思われます。始まったばかりの現時点では仕方がないと思いますが、楽天モバイルのアバウトなエリアマップと比べると、KDDIに一日の長があるとみてよいでしょう。
ローミング接続に関しては、今後も機会があるごとに注視していきたいと思います。
最後にオマケで『麺や豊』の中華そば(醤油)の写真を載せておきます。飽きのこない実に優しい味わいです。




