こんにちは。お読みいただきありがとうございます。

今回は初めてアフィリエイトの埋め込みにチャレンジしてみます。はたしてうまく表示されるものなのか…。
 

普段愛用しているガジェットにKindle Paperwhiteという電子書籍リーダーがあります。今やこれなしでは読書ができないぐらいです。読書ももちろんなのですが、テキストファイルやPDFファイルも簡単に読むことができるので実に重宝しています。

 

最初に手にしたのは第6世代モデルで、昨年第10世代モデルに買い換えました。買い替えの決め手は防水機能の実装でした。これさえあればお風呂に浸かりながらゆっくり読書ができます。好きな音楽を聴きながら、コーヒーを飲みつつのんびりお風呂で読書できるなんて、もう至福の時間としか言いようがありません。もちろんそんな贅沢な時間を過ごせるのは週末だけなんですけどね。
 



20年ほど前になりますが、新潮文庫から出ていた『宿命-「よど号」亡命者たちの秘密工作』(高沢皓司著)という本を読みました。北朝鮮による日本人拉致問題が明るみになる直前で、よど号で亡命した人たちが関わった拉致事件を扱った本でした。よど号事件の背景もよく理解していなかった私には衝撃的な1冊で、600ページ以上の文庫本でしたが一気に読んでしまいました。

 

 

その後、文庫本は処分してしばらく忘れていたのですが、3年ぐらい前にふと改めて読みたいと思いKindle版を探しましがリリースされていません(他社の電子書籍リーダー向けのものもない)。新潮文庫も絶版です。選択肢はありませんのでAmazonマーケットプレイスで中古(古本)を注文しました。たしかこのときは200円もしなかったと記憶しているので、それを考えると古本も値上がっているようですね。ちょっとびっくりです。朱色の表紙を見るなり「あぁ、これこれ!」と懐かしく思い出し、さあと表紙をめくったのですが、


字が小さすぎて読めない
 

のです。いえ、読めないというのは言い過ぎで、集中して読み進めるのが難しいのです。きっと老眼鏡を買うべきなのでしょうね。

 

この点Kindle Paperwhiteは秀逸で、液晶のような鮮やかさはないものの電子インクを使ったディスプレイは紙に印刷された文字のように優しく目が疲れません。行間やページ周囲の余白、文字の大きさを変えることもできます。老眼の進んだ身には非常にありがたいことで、私の場合は朝と夜で快適に感じる文字の大きさが変わります。電子インクの画面は書き換える仕組みが液晶とはまるで違うらしく、液晶のように小気味よく画面は変わりません。一方、画面の照明を消してしまえば消費電力はゼロとなるそうで恐ろしく電池はもちます。

 

願わくば、有料で構わないのでフォントライブラリを充実させてほしいです。Kindle内部の指定フォルダにフォントファイルを置けば変更することもできるらしいのですが、普段パソコンで使っているフォントではなく、たとえば縦書きだったら大日本印刷の秀英体、横書きだったら写研のゴナMやナールMとか。もちろんこれらのフォントが安くはないことは承知していますが、書籍全体の中で書体の持つ力は侮れないのも事実です。Kindle Paperwhiteに充実したフォントライブラリが追加されたらまた買い換えることになりそうです。