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グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

~こころを守る。身体を守る。~ 
グッドネーバーズは、日本国内を含む世界40カ国以上で子ども支援、開発、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。

皆さん、お久しぶりです。
岩手事務所震災復興支援部の武鑓(たけやり)
です。

3月に入りましたが、まだまだ肌寒い日が続いています。

震災から早二年が経過しました。

私にとって大槌町で越す東北二年目の冬となりましたが、この厳しい寒さの東北

の冬に全く慣れないまま今年の春
を迎えそうです。

さて、いきなりですが!!!

3月の16日から12日間、三陸の高校生16名と一緒にインドネシアへ行って参ります!

グッドネーバーズ・ジャパンが東日本大震災復興支援の一環として立ち上げたプロジェクト

「三陸の高校生インドネシアをゆく~故郷の復興を探る旅~」です。


 今日はこのインドネシアへの渡航にあたって行った事前研修の様子を少し紹介します。

 第一回事前研修会(1月27日)

JOCA椋野氏による「仲間作りワークショップ」

研修生間の関係作りも兼ねて行ったワークショップでは、自分自身が住むまちの魅力に改めて迫りました。 
 
椋野さんの講義

第二回事前研修会(2月23日)

GNJPスタッフ武鑓による講義「インドネシアを知ろう!」
 

多民族国家であり、複数の島々からなるインドネシアを「風土」
「食」「災害」「イスラム教」の4つのポイントから勉強しました。 

 


ケア・インターナショナル玉熊諭氏による講義「震災からみたコミュニティづくり」

東日本大震災で崩壊した多くのコミュニティの根本を探りました。コミュニティって何なのか。再生させるにはどうしたら良いのか。


玉熊氏から多くのヒントをもらいました。 


第三回事前研修会(3月9日)

研修生はインドネシアの高校や津波博物館で3つの班に分かれて自分の事、自分のまちのこと、自分の震災体験を語ります。インドネシアの人に何を伝えたい?そのための話し合いに沢山の意見が飛び出します。

 
発表内容決めています!

クリエイティブディレクター藤崎実氏による講義「自分の気持ちを伝えよう」

「自分の名前の由来をしっていますか?自分の原点を大事にしよう」
と藤崎氏が渡航が迫った研修生を勇気づけてくれました。 
 
藤崎さんの講義

 現地の交流会で「ソーラン節」を披露します。

皆の息が合うように何回も練習しました。  


ソーラン節練習

 「私は山田町の役場に就職したいと思っています。そして山田町の復興を自分の手で行いたいです。」 渡航者の中に私にこう訴えかけるように志望動機を話してくれた子がいました。

私は彼女の訴える様な真剣な眼差しにこの研修の責任の重大さを改めて感じました。


若い人が住みやすい場所にしたい、震災で郷里を離れて行った若い人に帰ってきてほしい…
そんな声を良く聞きますが、現実問題として震災以前の生活に程遠い状況下で生活している方たちにとって未来を見越して生きていくのは難しいのが現状です。

この中で、次世代を生きていく子ども達自身が今後のまちづくりをしていかなければいけないと思います。

今後、子どもたちが出す「復興」への答えは子どもたちの数だけ出てきます。

そして、私は『復興は私たちの問題なんだ。私がまず動かなければ!』と参加者一人一人が本当に心からそう思えるまでに、彼らの気持ちを最大限に引き上げたいと思います。

 



皆さん、是非この若い次世代のホープ達を応援して下さい

 


研修の様子は随時facebookで更新していきます。是非「いいね!」をして応援して下さい


「三陸の高校生、インドネシアをゆく」フェイスブックのページはこちら

この事業は、「ベネッセ募金」により実施されています。

こんにちは。国内事業部のチョンです。

グッドネーバーズ・ジャパンは岩手県の高校生を対象に、2004年のインドネシア・スマトラ島沖地震の被災地アチェ州と首都ジャカルタを訪問し、現地の人々と交流し復興の様子を視察する研修、「三陸の高校生、インドネシアをゆく」(2013/3/16(土)~3/27(水))を実施ます。

研修の目的はインドネシア・アチェ州の防災への取り組みや現状の問題点を学び、高校生の視点から自国の取り組み、防災教育を振り返り、故郷の復興を担う次世代リーダーとなる素質を身につけることです。また、交流を通して日本とインドネシア両国の友好関係と相互理解を促進することも目指します。

昨年末、岩手県内の高校生を対象に行った公募では合計37人もの応募が集まり、面談を実施しました。応募者一人一人が、故郷への思いや復興への意気込み、そしてしっかりとした考えと決意を持っていて、面談を担当したスタッフは「本当は全員連れて行きたい!」というくらい悩みましたが、真剣に選考を進め、16名を選出しました。この高校生たちの熱い気持ちを全部伝えることは難しいですが、一部をみなさんに紹介したいと思います。 

研修に応募した理由
研修生たちは、「町を復興するために自分にできることを学びたい」ということや「インドネシアと文化交流し、言語を学びたい」という動機を挙げてくれました。その中にはマレーシアでスマトラ沖地震を経験した子や、これから町の役所で勤めたい夢を持っている子もいました。


「私は小学校時代の大半をマレーシアで過ごし、2004年のスマトラ島沖地震による津波を経験しました。思い出深いマレーシアとも共通点の多いインドネシアに行く機会はそうそうありません。今回この活動を通じて一つでも二つでも、深い傷を負った被災地の方々のためになりたいと思い、この活動のことを知ってすぐに連絡をさせて頂きました。-岩手県立花巻北高校1年」

 「私は将来、山田町の役場に就職し、まちづくりのためにはたらきたいということを目標に高校生活を頑張っています。そんなときに、この研修の応募を見て、同じように被災をしたインドネシアへ行き、現地の方と交流することで、これから自分の将来のためにできること、必要なことが学べると思い、応募しました。-岩手県立宮古高校1年」    

研修で学びたいこと
同じ自然災害を経験したインドネシアと情報を交換し、復興への気持ちを話し合いという意見もありました。

 「自国の復興について話し合うことで、お互いに自国に対する思いや復興に関する考え、発想などにおいて私たちとの共通点と相違点について学びたいと思います。さらにインドネシアの生活様式や日本との文化の違いについても学びたいです。-岩手県立釜石高校2年」


自分が住んでいる町をどのように復興させたいか
笑顔があふれる町(*'∀`*)v、災害がない町非常口、活気あふれる町などみんなそれぞれの考えを持っているものの、自分が住んでいる町のことが大好きという気持ちにかわりはありませんでした。
 
「私は釜石を、津波で被害を受けた町として後世に受け継がれるのではなく、自然や人々の素晴らしい町として歴史に刻まれるような町にしたい思っています。若い人にも年配の方にも住みやすいのはもちろんのこと、他の地から訪れた人たちが笑顔になり、もう一度行きたいと思ってもらえるような町にしたいです。-岩手県立釜石高校1年」 

 
「震災によってこの町をはなれた人たちが戻りたい、この町で暮らしたいと思えるような町にしたいと思っています。そのためには単に復興するだけではなく、以前より良い町にする必要があると思います。難しいことではありますが、どの年代にとっても住みやすい町にしたいです。-岩手県立山田高校2年」


16人の研修生たちは、釜石市鈴子町の市教育センターにおいて全3回の事前研修を受け、本研修のインドネシア渡航へと駒を進めます。現在までに第一回(1月27日)、第二回(2月23日)の事前研修が実施され、復興に対する意見や考えを交換したり、インドネシアという国について学んだりと準備を進めています。3月9日には第三回事前研修を受け、同月16日にいよいよインドネシアへと旅立ちます! 研修生たちは今回の研修を通じて、自分のなかの「復興」への答えを探します。故郷の将来を真剣に考える高校生たちを応援して下さい。


事前研修の様子はこちら
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エチオピア事業担当の原です。

グッドネーバーズ・ジャパンが実施している家畜用給水施設建設事業では、ため池管理委員会メンバーを住民の中から推薦方式で選び出し、彼らに対してため池の適切な管理法・利用法を伝授するためのトレーニングが実施されました管理委員会のメンバーは男性7名、女性2名から成ります。

 

トレーニング初日は郡の水資源管理局から講師を招き、建設されたため池についての概論、地域ベースでどのように管理されるべきかといった内容が専門的視点から解説されました。


意見や質問が委員会メンバーからどんどん講師に投げかけられます。

2日目はため池の水の正しい利用法を教えるために、保健局の公衆衛生を担当している専門家が講義を行いました。図を使った解説は委員会メンバーからとっても分かりやすいと大変評判でした。 



ため池の水に見立てた泥水を、薬品を使って飲用水にする過程は実演で。
水の浄化剤は村のヘルスセンターで無料で手に入るものですが、数が不足しているので、ため池の受益者は毎月積み立てをして、地元の薬局で購入します。


畜産局からの熱血講師は、ため池周辺の土地をどのように保護すれば、ため池が長い間効果をもたらすかを力説していました。教室の後ろでグッドネーバーズ・ジャパンのスタッフがひそひそと話をすれば、鋭い目つきで睨まれてしまう場面も…自らが持つ専門知識をわかりやすく、聴講する人々の興味を引き出しながら伝授する講義法は私たちの期待を上回るものでした。


3日間の講義プログラムが終了した後には、委員会メンバーが中心となり、ワークショップ形式で、学んだ内容をもとに、地域で応用するためのため池ガイドラインの作成や管理スケジュールの設定を行います。


完成したガイドラインをもとに、トレーニングを受けた委員会メンバーはため池の受益者となる残りの地域住民を対象に、ため池の管理・利用法を伝授するための指導を実施しました。


地域住民の理解がどれだけ得られたのか把握するべく、グッドネーバーズ・ジャパンのスタッフが後日無作為に受益者世帯を訪れ、テスト形式のインタビューを行いましたが、何と正解率は全体で95%を上回り、委員会メンバーの指導が地域全体に波及していることが確信できました。実際に、インタビューを行う中で、家の庭に小さなため池を所有する世帯の中には得られた知識をもとに、自ら家畜侵入防止用のフェンスを設置するなど、早速実践にうつしている姿も見られました。


グッドネーバーズ・ジャパンからトレーニングの受講証書を手にした委員会メンバーは何とも誇らしげで、自信に満ち溢れています。「心配しないでこのため池は自分たちが責任を持って管理する、この人たちになら任せられる、そう思った瞬間でした。

*この事業は、ジャパンプラットフォーム(アフリカの角支援事業)の助成を受けて実施されています。

 原スタッフのエチオピア滞在記①
 原スタッフのエチオピア滞在記②
 
原スタッフのエチオピア滞在記③