インドプロジェクト訪問記その5 | グッドネーバーズ・ジャパンのブログ

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グッドネーバーズは、日本国内を含む世界40カ国以上で子ども支援、開発、緊急支援活動に取り組む国際NGOです。

こんにちは。支援者サービス担当の大森です。
インドプロジェクト訪問記その5をお届けします。


長旅の翌日はしっかり休養をとり、出張最後の1日はサラジャプールプロジェクトを訪問しました。


バンガロール市街地から西に十数キロのホワイトフィールドと呼ばれる地区は、インドのシリコンバレーをまざまざと感じさせ、巨大な企業ビル群ビルがあちこちに建設中で、高層マンションも多く視界に飛び込んできます。

ホワイトフィールドからさらに20キロ程南にサラジャプール地区があります。
私はこの2地区にあるデイケアセンターを訪れました。いずれもサラジャプールプロジェクトとして運営されています。 訪れた2センターは、同じ建設会社の現場で働いている移民コミュニティにあります。


会社からは様々な援助を得ています。1つはバス。建設現場と移民住宅は離れているので毎日バスが運行されているとのこと。また、とても十分な設備とは言えませんが移民住宅・トイレ・水タンクつき炊事場・デイケアセンターの建物は会社の寄贈です。


デイケアセンターのサービス内容はチクジャラ地区と同じです。異なるのは裨益者のプロフィールです。

1.採石場労働者と建設労働者。
2.雇用主からの援助の有無。


プロジェクトマネージャーのスジャータが案内してくれました。スジャータは、肝っ玉母さんな感じで存在感十分です。彼女とは合宿会議で既に顔見知りになっていたのでした。


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サラジャプール地区のセンターへ。
建物はL字型の平屋。2教室(未就学と就学児童用)と職員用兼会議室、炊事場、トイレ、倉庫などがあります。インターネットはできませんが、PCも1台ありました。


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まずは未就学児童クラスへ。おかゆ配給の時間のようでした。みんな壁際に座って先生のお話を聞いています。後ろの壁には、ごろんとお昼寝中の子どもも。さっきおかゆを食べてた子も気づいたらその眠りに加わっています。はや!えっ


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就学児童のクラスではさすがにお勉強でした。教科書を見せてもらいました。
うわ!えっ九九を超えて30まで掛け算が!どこまでするねん。
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同じ教科書内で算数や英語のページ。

職員室に戻ったら女の子が1人。栄養剤を飲ませてもらっていました。


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センターと同じ敷地内に支援対象の世帯住宅が軒を連ねています。チクジャラとちがってトタン住宅(チクジャラは草を編んだような住宅)。もちろん平屋。6畳、いや4畳半程度か。


夫は仕事へ、家には留守番中の主婦と子どものみ。スジャータはみんなに声をかけていき、井戸端会議にも参加。
水タンク場では数人が洗濯中。きっと服を着たままタオルを中に入れて体も洗うはず。


センターの男の子数人が興味津々で、私についてきています。チクジャラ地区と違い、トイレもありました(男子用と女子用は離れている)が、誰も管理せず結局のところ、野外トイレが実際のところなようです。


女の子が1人、石で豆を挽いていました。「写真いい?」と聞いたら恥ずかしがって逃げちゃって。いいじゃないの~とお母さんが説得してくれましたが、やっぱりダメならしく。
そこで、ここぞとばかり、ついてきていたセンターの男の子が「んじゃ、ぼくが!」ということで撮ったので、せっかくなので載せておきます。 左下矢印

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(続く…)