パタンからバクタプルへ車で移動。カトマンズは首都なのに、道はボッコボコで狭いところが多い。「こんな道、大丈夫?車が来たらすれ違えないよ?」っていうところも多々見受けられる。どうやったら、舗装された道路なのに、こんなに穴だらけになるのか不思議なくらいだ。


そんな中、バクタプルへ向かう途中の道路で全然乗り心地が違う道路があった?車に乗っていて、「あれ?」って思うくらい。たぶん、ちょっとオーバーなんだけど、私はそう思ったの。今までは揺れていたのに、いきなり「ス~~~~」っと走り出した感じ。


旦那と顔を見合わせて、窓の外を見ると、道路が立派!日本のものみたい!2人で「おぉ~!」と言っていると、ドライバーさんが、「これは日本とネパールで協力して作った道路。でも、ほとんど日本が作ったけどね。良い道路でしょ」と言ってくれた。なるほど、日本が作ったのか。納得である。そして、同時に誇らしい気持ちにもなったなぁ。だって、日本の技術がこんなネパールでも生かされているんだもん。別に私が作ったわけじゃないけど、でも嬉しいよね。


そんなことを話していると、バクタプルに到着!さて、パタンのダルバール広場とは何が違うのかじっくり見てこなくては!

スワヤンブナートでストゥーパと猿を見たあとは、カトマンズのすぐ南にある町パタンへ。パタンのダルバール広場とゴールデンテンプル、クンベシュワール寺院を廻る予定になっている。パタンのダルバール広場は、カトマンズ盆地として世界遺産に登録されているそうだ。


汚い川を渡って、パタンの町に入る。ダルバール広場の入場料は500ルピー。高いのか安いかよくわからない。ダルバール広場内部は、全体的に茶色。そして、観光客よりネパール人が多い。「茶色いね~」とダンナと話しながらじっくり建物をみてみると、細かい彫刻が彫られていて、それがとても綺麗だった。二人で、

「おぉ~!さすが世界遺産!」

とつぶやしてしまう。こういうところは夫婦なんだと、ネパールに来てから実感する。日本じゃなかなかそうもいかないからね。


ゴールデンテンプルは、確かに金色なんだけど、やっぱり東南アジアの寺院と比べると、幾分インパクトは弱いかなぁ。でも、ダルバール広場の茶色を見てから行くと「おぉ!」と思えるけどね。


クンベシュワール寺院は、パタン最古の寺院らしいんだけど、なんか日本のお寺っぽい感じがしたなぁ。仏教寺院ではなくヒンドゥー教寺院なんだけど。ワビサビみたいな感じ?うまく言えないけど。


パタンは「美の都」って言われているそうだ。確かに、町のあちこちにマンダラを描いている人や彫刻を彫っている人がいて、芸術の町の雰囲気がむんむん。


さぁ、次はバクタプル!!!一日がとっても長く感じるなぁ。

前日深夜ていうか、多分日付が変わっているくらいにホテルに到着して、とりあえずシャワーだけ浴びて、すぐ就寝。やっぱり移動ばっかりで疲れていたのか、グッスリ~。


朝起きて、身支度を済ませてホテルの屋上レストランへ。そこで朝ごはん♪ネパールの一食目は普通にアメリカン・ブレックファーストでした。今からカレーを食べ尽くすから、最初はこれでもいいのだ!!!屋上は、思ったよりも綺麗~。ネパールは日差しが強いけど、朝は爽やかだし、パラソルもあるから大丈夫。何より晴れた朝、屋上で朝ごはんってすっごい贅沢じゃない???ヒマラヤが見えないのが残念だなぁ。ホテルの人に聞いたら、カトマンズからはあんまり見えないんだって。残念だなぁ~(´・ω・`)


朝ごはんを食べて、今日は1日カトマンズ観光へ出発。カトマンズ盆地内の世界遺産をグルって回る予定。今日は盛りだくさん。カトマンズ盆地をいっぱい回ります!カトマンズの世界遺産とパタン、バクタプルまで。8時に出発して帰るのは4~5時くらいになっちゃうけど、期間も短いから詰め込まないと仕方ないし。


まずはスワヤンブナート から。ここは、泊まっているホテルがあるタメルから結構近い。さっき書いた旅行会社のブログには一応歩いていけるって書いてあったくらい。でも、車が楽チンだしね~。


スワヤンブナートは仏教ストゥーパ。白くて変な目が書いてある。なんか、近所のネパール人が遊びに来ている感じの人もいたし、チベット(?)の民族衣装を着て、巡礼に来ている人もいた。さすが、ネパール仏教の聖地。5色の旗のタルチョがはためいていて、カラフルな感じ。丘の上に立っているから、カトマンズの様子を見下ろすことができる。


そして、モンキーテンプルの名前を持つくらい猿も多い。遠くから見ていると、カワイイ♪でも、きっと油断ならないやつに違いない!!!というわけで、近づかず遠くから見ることに。ダンナは動物があまり得意ではないので、もちろん近づかず。


たくさん写真もとって、さぁ次はパタンへ。ダンナと2人の写真を撮ったのはいつ振りかしら・・・?





ネパールに着いた。飛行機を降りて、小さな薄暗い空港の建物の中へ入っていく。空港って明るいイメージがあったんだけど、いくら深夜でも「暗過ぎでしょ!」って言いたくなるくらい薄暗かった。


私達はビザを事前に取っていなかったので、空港で取らなくちゃいけない。そのため、空港でアライバルビザ取得の列に並んで、ゆっくり待つことに。とにかく進むのが遅い。きっと、ネパールのイミグレーションは超ダラダラしているのだろう。仕方ない。でも、こんな深夜に一人じゃなくて、本当に良かった。ダンナがいて久しぶりに良かったと感じられた(笑)。だって、深夜に異国で一人って寂しいもん。


30分後、無事アライバルビザを取得して、両替も済ませて、空港の外に出る。真っ暗・・・。車の手配を頼んだネパールの旅行会社の人が来てくれていた。深夜のタクシーはきっと危ないから、お迎え頼んでいて本当に良かった。

タクシーでタメルのホテルへ移動。チェックインする前に、明日からのことを旅行会社の人と簡単に話し、明日また詳しいことを話すことにして、部屋へ移動。今日、一日飛行機に乗りっぱなしだったから、身体がこわばったような疲れが体中を支配していた。やっぱり人間は、同じ姿勢でいるのは結構つらいなぁ。とにかくシャワーを浴びて、荷物もそこそこにゆっくり休むことにした。せっかく憧れのネパール旅行が始まるのに、体調崩しちゃったら、もったいない!休むときはしっかり休まないと!!!とりあえず、おやすみなさ~い。明日から、楽しいネパール旅行!色々見て、美味しいものを食べて、本当に楽しみ。何でここまでネパールに惹かれるのかわからないけど、楽しみで仕方ない!

ネパールへ旅立つ日が来た!航空券は、キャセイパシフィック航空+ドラゴン航空。ドラゴン航空は、キャセイの子会社的なものなんだって。


ネパールへの航空会社は、中国南方航空、タイ国際航空、シンガポール航空が主なもの。ちなみに、直行便ない。全部乗り継ぎ。時間が限られている中での乗り継ぎは、面倒。だから、一番時間のロスがないキャセイを選んだ私達。一番高かったけどね。まぁ、共働きの特権ってやつ。


午前中に成田空港に着き、チェックインを済まして、イミグレーションもサッサと抜けて、ダラダラとベンチで待つ私達。あまりにも暇過ぎて、いつもはそんなに興味のない免税店ものぞいてみたり。今からネパールに行くのに、免税店なんかで買い物していられない!ていうか、免税店で売っているものはネパール旅行には必要がない。煙草もすわないし。


飛行機は定刻どおり、成田を出発し、4時間半ほどで香港に到着。途中ちょっと揺れて怖かった~。香港では、飛行機を降りるとキャセイのお姉さんが待っていて、乗り継ぎのお客さんを案内してくれた。こういうのは助かる。香港の空港は広くてよくわからん!とにかく、次のドラゴンエアのゲート前案内してくれて、また座って待つのみ。次の搭乗時間まであと2時間。座ってダンナと話していたが、暇なので2人で香港空港の探検に出かけることにした。


なんかちょっとオシャレ風に見えてくるのは、気のせいだろうか?成田よりも空港の作りもセンスが良いようい感じる。気のせいかもしれないけど。入っているショップも、良い感じに見えてくる。成田がダサいのか、香港がオシャレなのか。


とにかく、また定刻どおりにネパールのカトマンズに向けてドラゴンエアは飛び立った。飛行機の中は、顔の濃い人が多い。この便はダッカを経由する。経由といっても、私達は飛行機を降りる必要がない。ただ、「降りたい人はどうぞ~」といった感じ。そんな経由もあるんだなぁ、と感心してしまう。


ネパール時間の夜23時10分、カトマンズに到着。いや~、飛行機の窓から外を見ていたけど、カトマンズって暗い!バンコクとか香港とかは深夜でも周りが明るいのに。停電が多いらしいから、仕方ないか。


さぁ、いよいよ憧れ&楽しみのネパールに入国♪