本日は2017年4月24日月曜日である。
確認したところ、最後にこのブログに文言をしたためたのは4月11日のことだった。
まずは日々の貴重な時間の中、読んでくださっていた皆さまに大変ご無沙汰をし、心配をおかけしただろうと深く反省している。
本当にすみませんでした。
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この期間、様々な変化があった。ひとつひとつは小さなことだ。だがとりあえず自分の記録として記しておこう。
1:歯の病が深刻だった。
結論からいうと、十数年前に右上最奥歯を覆うように治療した。その下で虫歯が進行し、残った歯の中心部と神経が奥までボロボロになっていたのが原因だった。
だがそれがわからないまま「これかもしれない」というそれ以外の歯の小さな虫歯治療をし続けた。
早期発見には役に立ったが、今回の痛みの原因ではなかった。
たったこれだけのことがわかるまで、私は半月で歯科医を3つ転院した。
病源は奥歯根の神経を食い荒らしていたらしい。痛みが右頰全般からアゴ骨に広がり反響し、原因が奥すぎて歯茎に目立つ腫れや赤みもなく、どう問われても「右側ぜんぶ痛い」としか返答できなかった。これがまず診察を撹乱した。
なおかつ私は毎朝夕にはガッチリと電動歯ブラシ&液体歯磨きの儀式を行っていたため、いわゆる「c-1〜2」くらいの小さな穴はあちこちにあったが表面は着色程度であり、しかも最奥歯は強固なセラミックで覆われていた。
一見しての診断は難しく、レントゲンでも治療痕に包まれた奥歯の様子は視認しづらかったらしい。
各歯科医の専門分野は思ったより微細らしく、それぞれの先生が得意分野を生かして「ここかも!」見立てた部分を懸命に処置してくださったが痛みは全くひかなかった。最後の先生が「これでダメなら為す術はない。歯根専門の先生へ」と紹介状を書いてくださった。
この診察右往左往の14日以上、痛み止めを2時間おきに飲んで日々をやり過ごした(薬切れの起床時が一番痛かった)。思考が宇宙語になりそうな毎日だった。
どこが悪いとわかっていれば心を張る為のよすがもあろうが、全ての歯科医で「やるだけやったが絶対的な原因を言い切れない」と言われたのだ。
幽霊の正体だって、本物の怨霊なのか揺れる柳なのかさえ目星がつけば、次の手は考えられる。「大悪が見えない」というのが最も心的疲労が大きいのは怪談の常だ。
各院で処方された痛みどめボルタレンはそれぞれ頓服6回ぶん×3院ぶんだったがどれも1日半でなくなった。あとは市販売薬の痛み止めを、製薬会社への嘲笑とも言うべき大量さで放り込み続けた。
決してオーバードーズを軽くみているわけてばないので、反省はしている。
最後の歯科医は流石なもので、ようやく最奥歯の異常が見つかった。現在も処置を続けているが、もう痛みはない。
有難や!水が飲める!歯で食材を噛める!
ただどうも細菌(?)がアゴ骨まで侵食していたらしく、時折起こるピリッとした痺れに対処して抗菌剤も投与し続けている。
このまま、余計なところからの激痛が私を襲わないことを祈る。
2:フルタイムで働くことに諦めと限界を感じている
歯痛が主な原因で、5〜6月以降のために申し込んでいた4月の就活面接を全て取りやめた。
理由のひとつに3月の官公庁バイトがある。フルタイムではないものの、週3〜4日はきっちりと8時間出社した。そのために1日のタイムスケジュールにも調整を課した。仕事の経験自体には至極満足している。
しかしその最後に私に与えられたのは、偶然ではあろうが横っ面を張り倒されるような歯痛だった。
歯科医から「ここまで悪化していては、痛みは遅かれ早かれ来たろうが、最近疲れるようなことや、免疫力が落ちるような出来事はなかったかね?」と問われた。
思い当たる節と言えば官公庁バイト。
たかだか40代後半で老人ぶるつもりはない。同年代でバリバリと働き一家を支えている人も大勢いる。
だが私には恐怖が残ってしまった。もう私は全身全力で仕事をするのは無理な体なのかもしれない。
いずれ明るい心持ちになる日も来るかもしれないが、今は心根がしょげて折れ曲がっている状態である。
3:ライターの仕事にまたもや行き詰まっている
そんな私に地味なデータ編集とはいえ、4月から自宅でできるライター仕事がやってきた。世の人脈とは有難いものである。
しかしジリジリとスケジュールに遅れが出ている。これも乱暴に「歯痛のせいだ!」と言い切ってしまおう。事実だし。
一個一個は地味で単純なのだが塵も積もれば何とやらである。
しかも近年そこそこ目をかけてくれた方からの仕事、というプレッシャーが「なるべく良い仕事をしなくては」と悪い意味で私を責める。「歯が痛くて進みませんでした」と、まだそこまで素直になれない。
また、都合によりカルピスが入手できない日が続いているせいもあるのだろう。ここ一週間ほどは仕事が滞りお馴染みの神経性下腹痛と水様便をパートナーにして過ごしている。
諦めても投げ出してもいないが「遅れ気味の現実」と「歯痛の名残りの疲労」でメンタルがジリジリとヤラレている。
日々の経典のように「遅れようが何だろうが、今できることをひとつひとつ」とつぶやいて手を動かしているが「なおじ さんならもっと早くできると思ったのに」的な過去の悪魔の囁きが、まだ誰からも言われてないのに未来に言われるような気がして耳元をかすめてやまない。
全て終わってからならどんな罵倒も受ける!と表面上は心が決まっているのだが、その奥に「やっぱり私という人間はもう働くに値しないんじゃないだろうか」と心理学で言うところのインナーチャイルドが始終震えている。
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ひとことで言えば弱っているのだ。
絶賛、痛みの釜の中だった4月前半〜中盤はブログを書くのも憚られた。
何か言うことがあるとすれば「痛いよー」「怖いよー」「うまくいかないよー」のオンパレードだったからだ。
4:一時的なれど家計に暗雲が立ち込めている
そして、ややブルジョワな悩みではあるが、夫の車の車検が今年はえらく高かった。それにはペーパー免許の私が年明けにやらかした物損事故の余波も関係している。
夫は口を開けば「車検キツイ」とつぶやいている。事実ではあるし私も片棒を担いでいるので「いつまでもグチグチうるさいな!」と言える筋合いもない。
そして今月4月までは私の仕事(3月バイト含め)でまとまったギャランティが入って来るが、5月末には何のアテもない。
頼りの夫の懐の様子が寒いのは、家計にダイレクトに響く。
余談:現在着手中のライター仕事は7月入金である。
てなわけで、今、明るい話題はあまりない。
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だが絶望的に暗い話題もない。
・歯は快方に向かっている
・ライター仕事はまだリカバリーできる遅れである
・フルタイムでバリバリ働くことを選択しないとしても、世に仕事は様々にある。
・車検にまつわる家計の危機はたかだか10万単位の話だ。
(私は「無駄遣いというのは7桁から言うものよ。それ以下は生活費と呼ぶの」というバブルの洗礼を受けた肝の持ち主だ。もちろん1円を笑う者は1円に泣くのが世の倣いだが、まだ夜逃げも海外高飛びも必要なかろう)
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落ち着け、自分。
何ひとつ勝利の旗をあげられていない4月だが、良くも悪くも永遠の4月はありえない。
5月か6月かわからないが「終了した」「失敗ではなかった」という日を迎えるために私がやるべきことは、
「目の前の小さなひとつひとつ」だ。
歯痛と心の折れ曲がりによって遅れを取ったが、まだ人生を投げ出す気はない。
(歯痛に転げ回っていた頃は「殺してくれ〜!」とも思ったが)
ひとつひとつだ。
少しずつの一歩だ。
何かの「万が一」でそれが水泡に帰することはあるだろうが、そうしたらタオルで体を拭いて、また前へ進むのだ。
地味でいい。
華やかで誇らしくなくていい。
前へ。ただ前へ。
這ってでも進むのだ。
その先にのみ光があることを、私は祈るように信じている。