Body&Soul Live "Revisiting Jazz" 草野球から甲子園への10年間 | 永田ジョージ Official Blog powered by Groove Pockets

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10年前まで草野球で球拾いやってた僕が、甲子園にスタメンで出られた的なサムシング。

 

 

昨夜はじめて出演したBody & Soulは、48年の伝統を誇るジャズの名店オブ名店。東京でジャズピアノを弾き始めた頃は入り口の重いドアを開けるのを躊躇し、敷居をまたぐのも緊張し、世界のジャズミュージシャンからリスペクトされている京子ママに挨拶するだけで心拍数があがり、たまたま飛び入りでピアノを弾く機会に恵まれたら手が震えているのがバレないかヒヤヒヤしていました。

 

数年前から、いつか自分のバンドで出たいなあ…とは思っていたものの、世の中がコロナに包まれその思いも有耶無耶に。ところがほんの先月、「来月B&S出ますか?」とオファーを戴き、数々の会場での初ライブをご一緒してくれているギラジルカさん&鈴木直人くんにお声かけをし、目が合うだけで心拍数があがる京子ママが見守るステージを想像してセットリストをウンウン唸りながら組み、そしてあっという間の本番。

 

 

ある意味憧れオブ憧れのステージでの初ライブだったのですが、不思議と気負いも緊張も感じず。それというのも、ここ数年〜ここ数十年応援をしてくれている人達が客席に居て、十年以上一緒に共演してくれている二人がステージに居て、その掛け算とべき乗で僕がやりたい曲を僕一人でピアノに向き合うのの百倍くらいのエネルギーで演奏できるから。

 

ワンピースのルフィってきっとこんな感じなんでしょうかね、読んでないけど(おい)。

 

時間オーバーを気にしてファーストステージはMC少な目でしたが、タイムキープに味をしめたセカンドではギラさんのMCが炸裂。ジャズライブにあるまじき「裁判」や「七股」もとい「八股」というキーワードが出るたびに客席もステージも爆笑していました。

 

 

ギラさん、直人くん、本当にありがとう。

最高に気持ちのいいトリオでした。

 

 

ということで、僕一人ではなく、Body & Soulの空間に居た一人ひとりのエネルギーで昨夜は無事勝訴、じゃなかったいい形での死合、じゃなかったライブができ、また11月の演奏も決まりました。

 

(次回は11/5のお昼に、ブラジルのサンパウロからボーカル&ギターのMariana と共に、"Brasil Jazz Experience"をお届けします )

 

 

Body & Soul、日本が誇る素晴らしい名店です。どの日もママのお眼鏡にかなった素晴らしいミュージシャンが出ています。僕も少しずつ出演していきますので、今後も応援をお願いします。

余談ですが、ステージ後に京子ママと話したときには、心拍数が60のままという産まれて初めての体験でした。

 

怖かったのはママでなくて、自分の自信のなさだったんだな、うん。

 

後日、京子ママがライブの感想を書いてくれました。

 

 

20年前に初めて会ったときは、伝統のあるお店をずっと守ってる怖い人なのかなあと思ったけど、知れば知るほど大きな愛情と広い視野でジャズを育てようとしている偉大な方だと気づきました。 これからも、末永くジャズの灯を守っていただきたいです。

 

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Setlist

 

1st Stage

 

What a Wonderful World

Obla-Di Obla-Da (From Crossborder)

Night and Day

Windmills of Your Mind

Calling You

On a Clear Day

 

2nd Stage

 

Nightingale Sang in Berkeley Square

Life Goes On

So in Love

Drinkin' My Tea

When the Party's Over

Ride on Time

I Won't Last a Day Without You

 

Encore

Smile (From 歌のある日)

 

 

Ob-La-Di, Ob-La-Da

 

Smile

 

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