丸の内ストリートパーク 5日限定の芝生で裸足のピアノ演奏 | 永田ジョージ Official Blog powered by Groove Pockets

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「土から離れては生きられないのよ」 - リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ

 



先週の火曜日から土曜日まで100時間限定で、丸の内仲通りに出現した芝生の公園、丸の内ストリートパーク。そこにはフードトラックあり、花屋Ganonによるフラワー&タピオカティーあり、Fiatモチーフのピクニックテーブルあり、そしてアートペイントがされたピアノ小屋もあり。


嬉しいことに、そのピアノ小屋のレジデント・ピアニストとして一日6ステージの演奏をお届けしたのですが、音楽の存在価値と理想形について弾けば弾くほど色々と感じ入る機会となりました。




期間中、僕は履物を脱いで土と芝生に足をつけて、何も決めずに鍵盤に向かいました。その瞬間、座ったり歩いたり話したりしている公園の方々を見て、空を見上げて、風の音を聴いて、そよぐ木々を観察して。


全ての流れに逆らわないように出した音は、時にエネルギッシュに、時にメロウに流れ、ビルの壁と居合わせた方々の耳から跳ね返って鍵盤の指先との間をピンポンしていました。




土と芝生を感じながらラピュタやもののけ姫の曲も弾きましたが、今までの人生で弾いた中で一番しっくりきました。それはさながら野外フェスのようで、頑張らなくても、考えなくても、奇をてらわなくても、とてもいい空気がそこにいる全員の総意として出来上がっていくのです。


ステージ傍に置いていた6月15日の上田・こだまジャズフェスティバルのフライヤーも沢山の方に持っていって戴き、あっという間になくなりました。自然の中で聴く音楽、とても需要があるんですね。




聴きに来てくれたお客様、家族とその友人達、遊びに来てくれたミュージシャン、主催者や関係者、近隣のお店の方々にも口々にいい音楽だね、最高の公園だねと褒めてもらえて、ミュージシャンをやっていて良かったなと月並みながらに思うわけです。




5日限定の公園は終わり、芝生は手際よく撤去されて土から離れた僕は、芝ロス。イベントとしてとても好評だったようなので、またいつか丸の内仲通りに公園が帰ってくることを願ってやみません。




僕らと共に芝生と音楽を楽しんで下さった皆様、ありがとうございました。また、会いましょう。  




永田ジョージ

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