波乗りピアニスト永田ジョージが独断と偏見でお届けする…
「宮崎で、するべきやっちゃが~10のこと」 Time Out Tokyoが「東京でしかできない88のこと」というバランスの取れた良質な情報を掲載していますが、そこを目指してもてにゃわん…なので、宮崎についてはわたくし永田ジョージが波乗り大好きピアニストとしての独断と偏見に基づき、独自目線のお勧めがあってもいいっちゃろ~、というてげてげな想いと共に ~10のこと~ をおとどけします。
(尚、東京在住&宮崎歴6年のひよっこなので、宮崎弁もかなり怪しいところがございます)
食べたら一言「てげうまっ!」と叫ぶの、これ大事。
ミネラルも豊富で、体にいいっちゃね。
-そのに-
二度目以降の来宮の場合は、到着初日に青島神社に行くのがいいじ。鬼の洗濯岩に囲まれた神聖な森の中にいらっしゃる縁結びの神様に「ただいま」とひとこと言いに行くと、その旅は良縁に恵まれるっちゃろー。
初来宮の場合は、最終日に行って「またここに帰ってこられますように」とお願いしに行くと、まこっち再び呼び寄せて下さるんですよ。
-そのさん-
宮崎の海はいいっちゃが。広くて人が少なくて、水もきれいで暖かくて。波乗りするのも、泳ぐのも、ただ足をちゃぷちゃぷつけるのもいいじー。
でもね、もしサーフィンするなら、パッキングの荷物にウェットスーツ入れてくるの忘れたらあかんっちゃねー。何度も通って波乗り友達が出来たら、ラッキーにも貸してくれるかもしれんけど。
え?そげんこつ期待するなって?ですがね~!
http://miyazaki.fool.jp/blog/?p=679
-そのよん-
猫と遊ぶ。色んなところに猫がおんね。青島神社の参道にもうにゃうにゃ、海沿いのカフェにもうにゃうにゃ、民宿前でもどこでも。たまにシャム猫っぽいのもおって、見つけるとてげテンション上がるじ。
大体どこの子も人馴れしちょって、撫でたり抱っこしたりしてもフーッて怒らんちゃが。
宮崎は人も猫も、性格が大らかなのかって?
ですですです、てげなそうです。
-そのご-
ストリートピアノを弾く。宮崎アートセンター前に置いてあるこの子、見た目はおもちゃっぽいから音はてげてげかと思いきや、意外と調律もされていてタッチもまとまりがあるっちゃわ。
下手っぴでもよかね。好きな曲を心込めまくりてげ熱演したら友達増えるかも?
☆宮崎弁ワンポイントレッスン
てげ → すごく
てげてげ → 適当
-そのろく-
ヨーグルッペは絶対外せない乳酸菌飲料やじ。
まず名前、社内公募で決まったというけど、ヨーグルト系飲料の最後がなぜ「っぺ」なのか?お前は加藤茶と違うっちゃろーと小一時間問い詰めたい。
あと、「デーリィ」もなんか受けるやとー?「デイリー」でも「デーリー」でもなく「デーリィ」の小さいィが醸し出す宮崎のてげてげ感に名前付けの美学を感じる。字体も濁点が丸2つで脱力系。
そして絵柄。お前はハイジなのか、だとしたらそこはアルプスなのか?
いやいや、作ってんのはみやこんじょやっちゃろー!霧島山麓で育った牛の新鮮な生乳使っちょっと?
と、突っ込みどころ満載。
同じメーカーの人気ドリンクはskalが有名。「サンA」と書かれた自販機には結構入ってるっちゃろー。
(宮崎弁注釈: 都城 → みやこのじょう → みやこんじょ と読みます)
-そのなな-
青島神社近くにあるパンカフェaoは寄るといっちゃが。
こだわりの厚切りトーストにバターとはちみつ付けたの、海上がりに食べたらほっぺたおちるとよ。ランチならクロックムッシュにスープ頼んでもよか。もしくはベーグル&クリームチーズも鉄板。
今回初めて食べたのがクロックムッシュ・コン・マンゴージェラート。暖めたクロックムッシュにヒヤヒヤのマンゴージェラート挟んで食べるとてげ美味すぎでてにゃわん。
あとは空気。
名前の通りあおあおとした緑に囲まれて、ここはハワイですか?っていうと、いえ青島ですっていう。ごちそうさまっていうと、ごちそうさま、っていう。こだまですか?んーにゃ、誰でもやじ。エーシー。
(何のことか判らんかたは AC こだま で検索するといいこっせん?)
虫の鳴き声、鳥のさえずり、風にすれる葉音を聞きながらぼーっとすると、じゃがじゃが、人生って嬉しいものですね、まこっち愛は燦燦ですよねと思うのです。
-そのはち-
宮崎弁と宮崎あるあるはセットで覚えるといっちゃが。
宮崎ローカルとの会話にちょいちょいと出てくる宮崎ネタは、すかさずメモ。今回のツアーでもかなりおいしいネタを仕入れたとね。ということで、「もし宮崎のシンガーソングライターがベストアルバムをリリースしたら」いくじー。
2.リバテープおいとらん
3.ラーフルとチョークと私
4.あおじんたんと、つ
5.裏にしてドヨン
6.パカパカを右に
7.橋向こうの私、街の貴女
8.ミスド前は夜の7時
9.えーら!
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ライナーノーツ
1.運動会の前日夜にはお母さんが夜なべして玉入れに使う玉を2個、余った布と小豆で作って子供に持たせるらしい。玉入れの最中にそのおじゃみがはじけて小豆がバラバラと頭上から降るとね。
2.リバテープとはセロテープでもガムテープでもなく、絆創膏の事らしい。でげ衝撃やじ。
3.ラーフルとは豚の角煮的なものではなく、まさかの黒板消しっていう。
4.青アザはあおじんたん略してあおじん、かさぶたは「つ」。つはいくらなんでも短すぎやじ。つが痒い。
5.民放が2チャンネルしかないので、番組がつまらんときは裏にしてと言うらしい。ちなみに東京のゲツキュー(月曜9時)はこちらではドヨン(土曜4時)だったりする。
6.宮崎の街中は至る所に点滅信号が多いんやが、その点滅信号を「パカパカ」と言う。言葉選びのセンスが凄いわ。
7.宮崎のダウンタウンは街と呼ぶので、EPOさんの「ダウンタウン繰り出そう」は宮崎弁だと「街行くじ」になるじ。尚、街に住むのは一つのステータスでもあり、大淀川以南に住む人は「わたし、橋向こうやっちゃが」と自虐ネタにすると手軽に笑いを取れるっちゃが。
8.ミスドは何店舗かあるんやが、渋谷でいうハチ公にあたる待ち合わせ場所が繁華街ニシタチのミスド。間違って宮交シティのミスドに行ったら「いまどこね」と電話がかかってくるじ。
9.宮崎の中でも方言には地域性があるから、街で通じるものが日南では通じなかったり、またその逆もあるっちゃわ。日南で会話の中で驚くことがあったら「えーら!」とすかさず言ったら、「こいつ…もしかしてニュータイプか」とリスペクトされるかもしれん。
写真は同行したシンガーの矢幅歩が感嘆のあまり「チキン南蛮って…美味しい」とすごく普通のコメントをした、 COAST LIFE (コーストライフ)のチキン南蛮。柔らかくあっさりしてて、タルタルの酸味とのバランスも最高。まこっち、僕の食べた人生のチキン南蛮トップやっちゃわー。
-そのきゅう-
宮崎行ったら尾崎牛は食べとかんと、そして和牛界の高田純次、尾崎宗春さんと会わんと。
今回のツアー途中、たまたまタイミング良くお会いでき、炭火焼&すき焼きで赤身、霜降り、バラをいただき、繋ぎなしの100%尾崎牛のハンバーガーを味わったっちゃけど、とにかく何食べても「てげうめぇ!」しか言えんとよ。
和牛の中でも世界に名だたるブランドとなった尾崎牛、その人気の秘密は尾崎さんが真剣に牛達と向き合ってきた愛と信念にあるちゃが。卸先のレストランも厳選し、尾崎牛を理想的な形で出すところにしか売らん。地価の高い東京だと10000円行くかもだけど、宮崎で食べればもっとリーズナブルやとー?
あとは宮崎の人(特に女性)は大体尾崎さんと顔見知りやから、タイミングがあえば紹介してもらって本人から牛と女性への情熱を聞くと、益々好きになるじ。
「僕は嫁には本当に頭が上がらないんです。いつも三つの言葉は欠かさんようにしてます。ありがとう、ごめんなさい、許してください」
そんなひねりの効いた家族愛と牛愛に満ちた彼の軽妙なトークを聞きながら過ごす夜、そりゃーてげ楽しいこっせん?
-そのじゅう 完結編-
なんもせん。
雨が降ったら外に出ない。ひんだれたなら寝る。よだきいときはお断りする。てげすかん奴とは会わんでいい。波がなければぼーっと海を見る。
それが一番、気楽でいっちゃが。
365日いつでも新しい店や展示やパーティやフェスやライブがあり、出会いを求めればいくらでもある、そんな東京に住んでると毎日なんかせんといかん気になるんよ。何かを見たらFacebookに記録のために投稿し、感動の余韻に浸る間もなく次の行くべきところに行く日々。
宮崎は、時間がゆっくりと進む場所やじ。すごく新しいものがない代わりに、すぐ古くなるものもない。行列のできるギャレットポップコーンもルイビトンの旅する展示も合コン受けするルーフトップバーもない一方で、歴史が古すぎてピンとこない青島神社や700万年前の地層が削られてできた鬼の洗濯岩や新鮮な魚に野菜に果物があるっちゃが。
今はすっかりニシタチやAEONに人が流れていっちょってるけど、宮交シティもそこそこ歴史あるとよ。無駄なく伝わりやすく全国で通じるようにと作り上げられた標準語と比べると、宮崎弁はたまに何いってるかまっこちわからんちゃけど、聴くだけでなんだかほっこりとするような暖かみがあるこっせん?
長年かけて愛し続けられたものが、今後もゆっくりと愛し続けられる場所。そんな宮崎に興味を持ったら、遠慮なく遊びにきないよ。と、東京もんの僕が言うのもどんげやって話ですけどね。
そうそう、ベンチャー企業立ち上げるなら家賃も人件費もリーズナブルなので、オフィスを宮崎に作るのもいっちゃが。
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以上、独断と偏見に基づいてお届けする、宮崎でするべきやっちゃが~10のことでした。これを見ていいな、と思ったらシェアするなり、記憶にとどめるなり、宮崎にふらっと行くのもいいじ~。
勝手に宮崎大使 永田ジョージ
http://groovepockets.com/