人を動かす提案資料を作れるようになる5ステップの資料作成術 | 仕事で怒られなくなる技術|職場でストレスなく快適に過ごす方法

仕事で怒られなくなる技術|職場でストレスなく快適に過ごす方法

上司や得意先に怒られてばかりで「自分はダメなやつだ」と落ち込んでいませんか?
でも安心してください。
あなたは他の人より、ちょっとだけ怒られやすい言動の癖があるだけなんです。
決して「ダメな人」なんかじゃありません。
仕事で怒られなくなる方法を紹介します。

案書や、プレゼン資料を作っても、

「全然ダメ」「よくわからん」

と突き返されることはありませんか?

 

なぜダメか教えてもらえればいいですが、

なぜダメなのか教えてもらえずに、

途方にくれた経験はありませんか?

 

 

資料のOKがなかなか出ないと、

どんどん他の仕事ができずに、

苦しくなっていきます。

 

そのせいで残業したり、

ミスして怒られたりして

とにかくストレスが溜まります。

 

同僚が帰宅するのを横目に、

カチャカチャ深夜まで作業を続けるのは

つらいですよね。

 

結局やっつけになってしまい、

成果につながらない、

なんてことにもなりかねません。

 

一発でOKがもらえるような、

資料を作るにはどうしたらいいのでしょうか。

 

その具体的ステップをあなたに紹介します。

 

そもそもダメな資料とは?

さて、その前に、そもそも、

「ダメな資料」とは、どんな資料でしょうか。

 

ダメな資料の特徴に当てはまらないように

資料作成に気をつけるだけで、

ずっと質の高い資料になります。

 

ダメな資料のポイントを3つあげます。

 

1 ストーリーがない・破綻している

2 ごちゃごちゃして読みにくい

3 結局何がいいたいのか不明

 

1 ストーリーがない・破綻している

あなた(作成側)と読み手は、

持っている知識や前提に大きな差があります。

 

あなたが、何かを主張したくとも、

適切な順序で話を組み立てていかないと、

相手は理解できません。

 

結果、ひとりよがりな資料になります。

 

そうならないためには、

資料(主張)に筋道のしっかりした

ストーリーがなければいけません。

 

2 ごちゃごちゃして読みにくい

資料にすごいアイディアが書いてあったとしても、

相手に伝わらなかったら意味がありません。

 

また、読み手をイライラさせるような資料を作れば、

そのイライラはあなた自身に向かうことになります。

 

読みにくい資料、わかりにくい資料を作ることは、

職場にもあなたにも害をもたらす行為です。

 

3 結局何が言いたいか不明

あなたの作った資料には、

明確な結論、提案があるでしょうか?

 

「で、結局なに?」

 

と言われるような資料を作れば、

あなたの費やした時間は無駄に等しいです。

 

また、あなたの評価を下げることにもなります。

 

では、どうしたらいいか?

ことは簡単で、これらの逆をやればいいのです。

 

・ストーリーがあり、

・スッキリ簡潔に

・結論(提案)が書いてある

 

資料を作ればいいのです。

 

では、このような資料をどのように

作りあげていけばいいのでしょうか?

 

それは、次のような手順で資料を作ることです。

 

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1 結論(提案)を考える

まずは、その資料で

言いたい結論(提案)は何であるか

を考えます。

 

ここがはっきりしていないとぶれます。

2 データや事実を書き出す

あなたが持っているか、使える

データや事実を書き出していきます。

 

これが、結論の裏付けとなる要素です。

 

論理的にあなたの結論(提案)を

補強してくれます。

3 使うデータや事実を選ぶ

2で書き出したデータや事実は、

不要なもや、不都合なものも

含まれている場合が多いです。

 

そこで、

書き出したデータや事実を取捨選択します。

 

取捨選択は、

「これは結論(提案)の裏付けとなるか?」

という基準で行います。

 

これによって、

不要なデータや事実を省くことができるので、

結論(提案)が伝わりやすくなります。

 

4 選んだデータや事実を並び替える

結論(提案)を導く適切なストーリーになるように、

選んだデータや事実を並び替えます。

 

提案資料の場合のおすすめの

並び替え方をあなたに伝えておきます。

 

導入:何についての話か?

前提:なぜこの提案をするか?

ベネフィット:提案が実現した際に相手が得られるメリットは何か?

根拠:提案の根拠は何か?

具体的工程:どうやって提案を実現するか?

コールトゥアクション(呼びかけ):この提案を受け入れてください

 

提案資料については、

この構成が相手に伝わりやすいです。

 

例えば、

「事務所が暑いので設定温度を下げてほしい」

という主張をするのであれば

次のようになります。

 

①結論:エアコンの設定温度についての相談

②前提:現在の設定温度は28度、一見涼しいようだが疲労感を訴える社員が多く、熱中症になった社員もいる

③ベネフィット:室内が涼しくなれば、作業効率が上がり、会社の生産性が上がる

④根拠:28度では25度の時と比較して15%生産性が落ちるというデータがある

⑤具体的工程:私が大元のコントロールを操作して設定温度を下げます(この場合はあまり書くことありませんでしたね笑)

⑥コールトゥアクション(呼びかけ):7~9月は25度にしてください

 

これでなんとなくわかりましたでしょうか。

 

議事録などの資料については、

多少違うのですが、

提案や相談を行う資料については、

このような構成が便利です。

 

5 資料を作成する

ここでやっと資料作成に取り掛かります。

 

注意点としては、

一文一義(一枚一義)です。

 

一つの文章や、文のまとまりでは、

言いたいことは一つに絞ってください。

 

パワポの場合は、一つのスライドにつき、

言いたいことは一つに絞ってください。

 

これが守られていないと、

混乱します。

 

このルールに沿って、

資料を作成してください。

 

デザインを凝るのは、

最後です。

 

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資料作成に失敗するのは、

前準備段階をすっ飛ばして

いきなり作業に取り掛かるからです。

 

これまでの前準備がちゃんとできていれば、

あなたの資料の品質が上がりますし、

スピードもあがります。

 

いいことしかありません。

 

資料作成は、準備が9割です。

 

あなたがうまく資料作成できずに

悩んでいるならば、

今回のテクニックを使ってください。