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好き勝手にやらせてよ

毎日の中で起こったこと、おもったこと、感じたことを好き勝手に書いていきますです
最近は後ろ向きなこと、吐き気のすることを書くことが多いです。
分量長めなので、億劫なひとは帰ってどうぞ

先週の木曜日にようやく就職活動を終えることができた。
奇跡的に、いわゆる、大企業に就職をすることができた。
就活を終えて、自分は一体何を見られていたかについて、色々と考えた。
書類審査においては、その人の経歴(主に学歴と資格であると思う)、その会社で何をしたいのか(志望動機)、そして、学生時代何をしたかというところを見られている。特に学生時代何をしたかというのは、ただ、海外でボランティアした、だとか、学生団体で社会貢献をしましただとか、スゴイことをしたという自慢をする場ではない。ある経験の中で、自分がどのような目的意識をもって、それに向かってなにを考え、どのような姿勢で、どのような努力・試みをして、そこでどのような成果があり、それに対してどう感じたか、どのように反省したか、次に何かを成し遂げるに当たってどのようなことが今後必要なのか、あるいは何かを遂げるにあたってどのような自分の能力に気づいたか、そのようなものを語る場である。つまりは、ある経験を具体例として自分の考え方や能力を語る場であると思う。
この学生時代頑張ったことは面接でも聞かれるが、その際には経験そのものよりも、その時自分がどのような気持ちだったのか、うれしかったのか悔しかったのか、そのようなところも強調していくと臨場感が生まれる。自分の中の全てをさらけ出すつもりでやると論理を超えた説得力を生み出せると思う。
面接官はその人の経歴やスキルだけをみているのではく、むしろその人が物事に対してどのような考えを持って臨むのかということを見ている。
グループでやるのか、個人でやるのか。
ひたすら努力してつきすすむのか、効率よく色んなことに取り組むのか。
ストレスは溜め込むのか、何かで発散するのかまで見ている。

就職活動で見られてるのは自分のスゴイ経験ではなく、ある経験から見えてくるその人の考え方や人間性なのである。したがって、海外ボランティアに行っただとか、学生団体を立ち上げて地域貢献をしたというスゴイ経験を語る必要はなく、ゼミで頑張ったこと、部活で頑張ったこと、そのようなところで充分である。大切なのは、自分の個性をいかに相手に伝えるか、そのような自分を見せる技術が必要となってくる。
自分のことは自分が一番知っているのだから、これは簡単に思える。しかし、自分の特徴を的確に捉えて、魅力に思うところを抽出した上で相手にうまく伝えて、自分を受け入れてくれるように説得するのはシンプルなことなのに難しい。
だから、就活するにあたって、自己分析というものは必要になってくるがこれも突き詰めすぎてしまうと、自分の特徴がいくつも出てきてしまい、混乱してしまう。
自己分析は徹底的にやるべきだという言説もあるが、個人的には、自分の強みをいままでの経験に基づいて3つほど抽出して、それが、「仕事をする」という中でどのように役立つかを考えるといい。
ここで大切なのは、自分を偽らないということである。つまり、企業の求める人材に自分の方から寄せるということをしてはならないということだ。そもそもそのようなことをしてしまっては、自己を分析してることにはならない。ただ会社を分析しているだけである。そして、求める人材通りの人間だけを会社側も採用するわけがない。できるわけがないと言ってもいいほどだ。なぜなら、人間には多様な個性があり、会社の求める人材がもつ人間性を持つ者は極めて少ない1000人いたら1人いて多いくらいだ。
会社側もそれは重々承知の上で採用をしているし、人材像に合う人間など稀にしかいないことはわかりきっているのだ。