自転車講座⑦ クランク周り その2 | GMT Cycleのブログ

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こんにちは!! スタッフの大野です ぺこ
こちら大阪では連日、もう夏が来たような陽気です たいよう。

そんなわけで(どんなわけだ(^_^;)) 自転車講座いきますダッシュ


自転車講座⑥ クランク周り その2(クランク・チェーンリング・チェーン)


◆クランク




クランクとはペダルとチェーンリングを連結するパーツのことです。
左右ペダル・左右クランク・クランク軸をひとまとめでクランクという場合もあります。



・スパイダー

右クランクには蜘蛛(スパイダー)の足のように伸びたアームがついています。
数は3~6本でピスト用は5本スパイダーのものが多いです。
スパイダーアームの末端にチェーンリングをボルトで固定するための穴が空いてます。



・PCD



5足スパイダーのボルト穴ピッチの場合です


ボルト穴の中心を結んでできる円の直径をPCDといいます。
クランク、チェーンリング共にPCDの大きさを合わせて装着します。
ピストではPCD130mm、144mmが使用されることが多いです。



・クランク長


クランク長とは、クランク軸の中心からペダル軸の中心の距離のことです。
サイズは165~175mmあたりまであり、2.5mm刻みで売られています。

ピストでは主に165mm、170mmが使われています。
クランクの長さによって変化する特徴は、長くすると軽い力でスピードを出すことができますが、
ハンドルを切った時にフロントタイヤにつま先が当りやすくなったり、
カーブの時地面にペダルが当たりやすくなってしまいます。

ピストではクランクの回しやすさを重要視して、回転数で速度を稼ぐ方法が一般的です。
回転数を上げやすい短めのクランクを使用する傾向になっています。
町乗りで選ぶなら165mmがおすすめです!



◆チェーンリング






チェーンリングとはクランクに取り付けるギアのことです。
ギア比を決める一つとして重要なパーツになります。


・歯厚

チェーンリングには歯の厚みにより、厚歯と薄歯の2種類があります。
ピストバイクは基本的に厚歯を使います。

ロードバイクは変速機構のためチェーンリングを2、3枚重ねます。
軽量化やギアチェンジをスムーズに行えるように薄歯に作られています。

ピストバイクはもともとトラック競技(レース)で利用することが想定されており、
固定ギアのため加速・減速ともにクランク周りの負荷が高くなります。
また、変速機構がないので薄歯よりも頑丈な厚歯の方が適しているわけです。

チェーンリングの厚さと同じ厚さのコグ、対応しているチェーンを統一させましょう。



・歯数

チェーンリングの歯数は42~55歯あたりまで使われています。
チェーンリングの場合、歯数が多くなるほどトップスピードが伸び、逆に少なくすると加速が良くなります。
サイズは歯が47歯ついていたら47Tと表記します。

後ろのギア(コグ)の歯数との組み合わせでギア比が決まるわけですが、その説明は長くなりますのでまた次回にまとめてします(^_^;)


◆チェーン

チェーンにも厚歯用・薄歯用の2種類があります。
1/2×1/8と表記されているものが厚歯用
1/2×3/32が薄歯用になります。

薄刃のチェーンは厚歯のチェーンリングには使えませんが、
厚歯のチェーンは薄刃のチェーンリングに使うことも可能です。

どちらかわからない場合は厚歯チェーンを選んでおけば間違いないです!
耐久性的にもおすすめです!!



2回の予定だったクランク周りのお話、まさかの延長戦になってしまいました 
汗

次回はギア比について、です!

では、また~ んぢゃ。