ベティス戦の印象を軽く。
・インテンシティは、高いのに決めきれない。
インテンシティ(プレー強度)が高く全体的に動きはよかったように思います。
しかし、ゴールまで繋がらない攻撃とサイドで燻ってラインを割るシーンが多々。

動きだけはいいの代表。
特にフェグリやジョナス、バネガの3人のプレーには動きの激しさやアイディアはあるものの確実性と制度が欠けていました。
・会場とピッチの温度差。
試合を待つサポーターは前日から始まった火祭りのオープニングセレモニーでも見るかのような雰囲気を醸し出し、普段よりも応援に熱が入っていました。
逆にピッチはというとお祭りムードの町からプレッシャーをかけられているかのようで、非常にぎこちなくプレー一つ一つに集中の色が見られず。
そんな中でフェグリの軽率なプレーに≪TONTO!!!!!「馬鹿野郎」≫コールが起こるほど。

おとなしい性格の割には興奮しやすいフェグリ。
気を吐いたのは、ラミのドリブルからのテクニック披露での歓声くらい。
快勝の裏には難しい顔をした選手の姿も窺えました。
・ティノ・コスタの不調の原因。
余談程度に。
ここ最近、敗戦に直接的にかかわってしまっているティノ・コスタ。
彼の不調の原因がぼやっとですが、現地に戻ったことで感じました。
とにかくファールが多く、動き出しが遅いこと。

焦りと苛立ちが窺えます。
パスの不調、自慢のフィードやミドルシュートの不調は守備面での不安定さが原因かと。
ペジェグリーノからバルベルデに変わり、守備組織の形も変化したバレンシア。
攻守を分断し、攻撃の舵取りと潰し屋を置いていたペジェグリーノに対し、バルベルデはダブルボランチが守備の負担を半分にするゾーン形態。

ペジェグリーノ
↓

バルベルデ
その結果、守備の上達したパレホと守備に意識が行き過ぎるティノとに分かれてしまう結果を生んだのだと推測します。
何かが好調であると他も好調に。何かが不調であるとすべてが不調に。
先日の試合ではそれが少し解消されたようにも見えましたが、今後どうなることやら。
さて、こんな感じで。
今週は、代表weekですので、カステジョンの試合を見れたらそれについて書きますね。
それでは。