至らない所ばかりにも関わらず、偉そうに語ってすみません。
今日は、昨日の続きからになります。
最後まで読んでいただければ嬉しいです。
【変化のなかったDFライン】
他の観点から見てみよう。
唯一、ポジションに変動がなかったのがDFラインの4人とGK。
元々バックアッパーも招集メンバーには二人しかおらず、「これで大丈夫なのか?」と疑心を抱いていたのだが、結果的にはこの決断が功を奏した。
地味だと言われ続け、攻撃にも全く貢献していなかったアルベロア。
しかし、最終的には彼の判断の早さと一か八かの賭けの当たり具合がチームにとっては有益となり失点を防ぐ鍵となっていた。

攻撃も守備も地味ながら貢献。パレードでは意味不明な行動も。
ピケの正確なフィードとセットプレーの強さやセルヒオの危機察知能力の高さがあってこその守備の安定でもあるのだが。
そして、初戦からじりじりと調子を上げてきたのがジョルディ。
私の贔屓目なしでも、彼の貢献度は非常に高いと思う。
持ち前の豊富な運動量を生かし、ピンチの際には全力疾走。
インテンシティを高く保ち、自分の力を最大限に引き上げていた。

本日の記者会見でのジョルディ。
バレンシアへの感謝の気持ちで涙があふれてきたそうです。一生応援します!
これらのDFの個々の能力に加え、連携に磨きを掛けて行ったことが、勝因の一つと考えることは自然ではないだろうか?
そして、選手の入れ替えをしなかったことで、彼らのコンディションアップも図ることが出来ていたのだと思う。
【イタリアのコンディション不良】
最後に一つ。これは運とも言えるかもしれないが、イタリア代表にはアクシデントが多かった。
大会中にデ・ロッシ、アバーテ、キエッリーニと主力を次々と欠き、最終的には途中交代でピッチに立ったモッタも負傷。

キエッリーニ。試合開始早々の怪我で離脱。失点後には頭を抱えていました。

ダニエレ・デ・ロッシ。

イニャキ・アバーテ。持ち前のスピードを生かして、
クラブでも代表でもSBとして定着するも今回は成果が実らず。

チアゴ・モッタ。無念の負傷退場。
彼らのメディカルスタッフの内情を知らないので、詳しいことは詮索できないが、スペイン代表にとっては正直なところラッキーであっただろう。
さらに、評価すべきはスペイン代表には一人の怪我人も出なかったという点だ。
大会に出場できなかったプジョールやビジャを除けばだが….
これが、私の視点から見たスペインの勝利たる所以である。
ご覧になって頂いた方、ありがとうございました。
稚拙な文章ではございますが、どうぞご意見頂ければと思います。
それでは。