グループB、Cまとめ。 | ≪バレンシアのサッカーを追え!≫

≪バレンシアのサッカーを追え!≫

シーズン終盤、残り2試合。
レアル・ソシエダとついに同勝ち点に!
ホーム最終戦の勝利を目指せ!Amunt Valencia!


“Valencia C.F.”の情報、試合考察、
選手のコメントを現地より記事としてお伝えします。(残り8日。)

ユーロ2012も昨日の2試合で、グループCまでが初戦を終えました。
いやー、盛り上がってますねぇ。


大方の予想に反して、オランダに勝利したデンマーク。
そして、昨日のクロアチアの攻撃陣の仕上がりには少し驚かされています。


選手という面でみれば、プレミアリーグで活躍する多くのアイルランド代表の選手たちには正直期待を裏切られました。

特にドイル(ウォルヴァーハンプトン)とギブン(アストン・ビラ)。
ドイルに関してはもう目茶苦茶。
こんなに独りよがりな選手だったかな?という印象。味方へのパスもなんだかビクビクしていたように僕の目には映りました。

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ウルブスが降格したので、移籍はほぼ確実。エバートンに行って欲しいなぁ。

ギブンは、DF陣の荒が目立ったのもありますが、僕の知っているギブンなら3点とも全部止めていた気がするなぁ....とちょっと残念でした。
もっと神掛かったセーブが見たかったです。

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ギブンもずいぶん歳取ったなぁ。ニューカッスルで無双してたのが懐かしい。

まぁ、初戦ですしね。色々上手くいかないこともあるでしょう。


さて、ここからは、箇条書きで気になった点を書いていきます。


【オランダ対デンマーク】

・オランダの機能不全な攻め方。
主に攻撃に関わっている前線の選手と中盤、DFの距離感が遠く、常に間延び。
そのため、いくらボールを運ぼうとしても長いパスばかりになるため、DF4枚で壁を作っているデンマークの守備を崩せていなかった。

・コンパクトな守備から攻撃に繋げるデンマークのリズム感。
ボランチ二人の献身的なプレスを生かす、CBのカバーリングが目立っていた。
守備の際のSBの絞りも相まって、オランダの攻撃を途中で遮断。
また、独特のリズムでパスを繰り出すエリクセンのボールの引き出し方や相手の引きつけ方によってスペースを生み出していたのも見どころの一つ。

個人的MVP;クリスチャン・エリクセン。

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【ドイツ対ポルトガル】

・臨機応変に対応するDF陣のプレッシング。
守備陣の補完性には、目を見張るものがあった。
大きな展開に対しても焦らず、組織的な守備を作り対応。その影響からかパスにもリズムが生まれ、サイドからの攻めにも迫力を感じた。足りなかったのは決定力と持続力。
終盤になるにつれて、選手同士の距離が開き、パスも長いフィードパスが増えていった。

・守備に追われて攻撃にならず、個人技に頼るサッカーに。
ドイツの攻め方への対策が上手くいかず、攻撃陣と守備陣が離散。
サイドのナニとクリスチャーノの個人技に頼るサッカーになってしまっていたのが残念。
モウチーニョを経由して、テンポの早いパスで崩し、スペースが生まれた所で、ヴェローゾの長いパスでサイドを生かすのがベストであったと思う。
そうすることで、飛びだしの上手いメイレレスも上手く試合に入れただろう。

個人的MVP;ジェローム・ボアテング。

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【スペイン対イタリア】

・0トップで戦うには駒が足りなかったスペイン。
バルサスタイルで勝負に出たスペインであったが、スペースを独力で生みだせる選手がいないため、途中で攻撃がストップ。
3枚の壁によって作られた最終ラインを剥がすには、シルバでは少し約不足であったように見えた。やはりシルバは【味方を生かす選手】なのだと改めて実感。
アロンソとブスケツを並べるフォーメーションにも限界を感じた。
大きな展開のサッカーをするのであればアロンソのフィードが非常に重要になってくるが、パスサッカーをするにはどうにも動きに賢さが見られなかった。
ブスケツの位置取りも中途半端になってしまっていたのも傷。
今後の修正に期待したい。

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シルバは、上手く行かなくてこんな気分だったんじゃないでしょうか?

・攻守に献身的なイタリアに感服。
ウイングバック二人の豊富な運動量と徹底したサイドへの展開を起点として、一つの攻撃の形をチームとして共有できていた。
そのため、サイドを崩している間にマルキージオとモッタが前線に顔を出す時間が生まれ、スペインDF陣に焦りと連携ミスを与えることが出来ていた。
得点はそのタイミングが上手くマッチした結果だと思う。

個人的MVP;クリスチャン・マッジョ。

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【クロアチア対アイルランド】

・テクニック+肉弾戦を駆使して勝利したクロアチア。
モドリッチ、ラキティッチ、ペリシッチのテクニックとドリブル技術が光る3人のテクニカルな攻めと、イェラビッチ、マンジュキッチの競り合いの強さが勝利に値した一番の理由。
しかし、CBにはまだまだ不安も残り、相手選手を捉えきれていないシーンが目立っていた。

・攻めきれない、守りきれないアイルランド。
クロアチア以上にセットプレーや要所での体のぶつかりあいが目立ってはいたが、それを得点につなげることが出来ていなかった。守備にも同じようなことが言える。
サイドの選手と中央でゴールを狙う選手の意図が、食い違っているため、中途半端な奪われ方をしてしまい、カウンターを食らう羽目になっていた。

個人的MVP;オグニェン・ヴコイェヴィッチ

バレンシアのサッカーを追え!

大体でまとめてみました。


昨日は、行きつけのBARで見ていたんですが、普段はガラガラの店内も代表選ともなるとほぼ満席になるんですよ。
試合開始前からチャントを歌ったり、はしゃいだりとお祭り好きなスペイン人の性格が物凄く表れていたように感じます。

得点が入った後には、誰ともなく歌を歌い始めて、それに全員が合わせる。
文化にまでなるとこうなるのかと実感。
日本もいつかこうならないかなぁ....

バレンシアだからかわかりませんが、フェルナンド・トーレスやアルベロアへの非難の声が凄く多かったです。彼らがミスするたびにグラスの割れる音が聞こえたくらいに笑
バレンシアのサッカーを追え!-ipodfile.jpg

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やっぱり、マドリード系の人は嫌われてしまうんですかね。

あとは、スペイン人の特徴をよーく観察できました。
無駄なことはしない。したくない。する必要がない。
そう言った感じで、試合が終わったら一斉にみんな帰宅。

面白かったなぁアレは笑

と、まぁスペイン人の観戦の様子はそんな感じです。

この後18時からはイングランド対フランス、20時45分からはウクライナ対スウェーデンの試合あありますね。どちらも楽しみです。

ではでは、それでは。
また夜に。Hasta luego!


バレンシアのサッカーを追え!
今後の一押し。エバートンに所属するクロアチア代表FWイェラビッチ。