始動直後からサッカーの話題になります。
申し訳ありません。
先週、リーガ・エスパニョーラのストライキ騒ぎも終わり第２節という形ではありながらも
リーグが開幕致しました。
ホームでの初戦を迎えたバレンシアですが、相手は苦手としているラシン・サンタンデール。
今季は過去数年と比べると補強、放出に大きく動いたシーズンでした。年俸の高いベテラン勢の放出、成長著しい若手の獲得など、充実した移籍期間を送ることができたと思っています。
ですが最後の大物と呼べるマタもチェルシーへ移籍してしまい、今年も一般的に呼ばれている２強（バルセロナとレアル・マドリー）の牙城を崩すのには骨が折れるだろうと言われています。
本題に移りましょう。今回は開幕戦ということもあってか格安でよい席を買うことができました。
先発は１トップにソルダード、MFは左からベルナト、ピアッティ、パブロ。
ドブレピボーテはバネガとトパル。
DF陣は左からアルバ、リカルド、ラミ、ブルーノ。GKにグアイタという布陣でした。
プレシーズンで躍動していたメンバーが先発に選ばれたという感じですね。ベルナトが抜擢された辺りにもエメリ監督の考えが読み取れます。
ラシンはというと若手メンバーで試合に挑んできました。監督は過去にバレンシアを２度のCL準優勝に導いた名将エクトル・クーペル。
徹底された組織的な守備からカウンターを仕掛けるサッカー。
実を言うとこの頃からスペインサッカーを観始めているのでクーペル監督には特別な思い入れがあります。
さて試合ですが前半１分幸先よく先制点を奪いました。
前線でリズムよくパスを回していき、最終的にはパブロのミドル。
これは相手GKに阻まれますがこぼれ球をソルダードが押し込んで先制。
あっさりと決まったため拍子抜けしてしまいました。心配はどこへやら....
しかし、その２分後コーナーキックからソルダードが味方ゴールへヘディングでゴール。
素晴らしいゴールでした。相手のエリアでやりましょう。
前半中盤にブルーノのクロスミスから速攻攻撃。
相手は３人でエリアに侵入しますが、いかんせん枚数が足りなかったためあっさり逆転。
ラシンは中盤を固め厚い守備の壁を敷いていたため、ベルナトやピアッティのようなドリブルを得意とする体の小さい選手には突破の厳しい状況でした。
クロスがあがった瞬間こそまさにラシンの守備陣の狙い通りだったのでしょうね。
競り勝てる選手がいないのですから。
後半に入るとエメリ監督は早速修正すべく調子の上がらなかったリカルドとベルナトを下げ、ティノとカナレスを投入。ボールを奪われず、展開力に長けた二人を投入したという所でしょうか。
実際奪われる回数は極端に減りましたが持たされているだけという感じは否めません。
その後、またしてもブルーノのパスミスからカウンターを受けて失点。
前線でパブロが動き回ることでスペースが出来て、ブルーノも少し前に出て行き過ぎました。
すぐにラミがコーナーから意地のヘディングで２－３。
ラミのセットプレーからの得点には今後も期待です。
そしてホナス投入。
相手DF陣の関係を崩すようにドリブルをして引きつけラストパスへと繋げる。
この動きがバレンシアのカンフル剤となりました。
結果、動きの少なかったアルバのオーバーラップの回数が増え、スペースが生まれたことでバネガ、カナレス、ティノのフィードやスルーパスが生きる結果に。
結果、ホナスのパスに抜け出したソルダードのゴールで同点。
ロスタイム前にはホナスがタメを作ってスペースを作り走りこんできたアルバの粘りのクロスからソルダードが押し込んで逆転。
試合は終了しました。
初戦でしたので勝利という結果は非常に重要です。
一つ疑問が残るとすればカナレスの投入です。
中を固められた際にはDF間の連携を崩せるアイディアのあるパスとボールキープ能力を持つ選手が必要とされます。もしくは長身の選手を投入し、ポストプレーをさせるのがセオリーでしょう。
カナレスは確かに上記の最初の条件を満たしてはいますが、相手を引きつけるドリブルからパスを出すホナスやポストプレーで味方にボールを預けられるアドゥリス。
この二人の方が優先順位が高いのではないかと個人的には考えたからです。
全て結果論ですが、どうしてもホナスの投入がティノと同時であったならば試合はもう少し楽になっただろうと思ってしまいます。
次のホームのアトレティコ戦観戦後には一時帰国のため日本に帰りますので観戦には力を入れたいと思います。
まだまだ文章に関しては素人なので、読みにくいとは思いますがどうかこれからもお願いします。