麻生 産業(株) 山田 炭鉱

北茨城、いわき市の炭鉱調査報告が一段落したので福岡県の炭鉱調査に戻ります。

さて、

今回は久山町の炭鉱、旧麻生 産業(株) 山田 炭鉱の跡地を調査いたします、

(昭和49年の航空写真)

二連の美しい硬山がはっきりと確認できる。

選炭場や裏のポケット他の施設なども確認できる。




大きな遺構です。

選炭場跡、

福岡県にもこんなに巨大な遺構が残っていた。

手前、

道路側にも何かの土台遺構があるのですが、

草木の繁茂が激しく 遺構の外形すら確認できない。

とりあえず 周囲も歩こう。



ボタ山が自然発火して煙がでていると聞いたのでボタ山方面を見てみると、

煙は 出ていない。

偶然近くで農作業してた人に聞き取り調査を行う。


「あれね 悪臭とかが酷かったけ、町、県か知らんけんど つい最近整地したんよ。」


終了…




グランド側のポケットを見に行く、

航空写真でも確認できる遺構。


真四角かと思いきや 樹木に隠され航空写真では

全体的なものは 見れなかった。

しかし これも巨大である。

この高台上 付近で採炭を行っていたのか？

ボタポケットとは 違う気がする。

周辺にも石垣や階段、

階段があって上部に切り開かれた所がある。

こちらも航空写真では 赤い屋根の建物が見えていた所だろうか。

その建物 左側に これも見にくく確証は つけないものの影が見える。


冬季に調査をすると色々な痕跡が見れるかも。

また 冬にでも出直そう、

(旧山田炭鉱 風景)

巻場が後方の建物だろうか？

直線上に位置せず スイッチバックでトロッコを昇降させていたのだろうか。