老いた父
高校を卒業してからずっと離れて暮らしてきた
男として、親父として
殆どリスペクトすることなく
むしろ反面教師として
眺めてきた長い年月
僕は
人並み以上に親孝行をしてきたように
思ってきたが
結局のところ形ばかりだったようにも思う
一緒に飯を食い、一緒に温泉に入り
黙って親父の話を聞いてあげることが
一番の親孝行だと、最近わかってきた。
そして今回
老いた父を連れて
彼のルーツを訪ねる旅に出た
旅先でも相変わらず
会話はかみあわず
飯は互いに黙々と
ちょっと目を離せば
危なかっかしいことばかり
なんやかんやしながら、
ようやく露天風呂に。
広い風呂なのに、耳の遠い親父は
肩が当たるくらいに寄り添ってきて
色んなハナシをした。
そして僕は、当たり前のことに気づいた。
「この人がいるから俺がいる」
自然と感謝の涙が溢れた。
恵みの雨と暗闇に助けられて
涙を悟られることはなかったが
色んなものが浄化された気がした。
親父の親父(僕の祖父)のルーツを訪ねる
ロードトリップ
親父のインナーチャイルドを癒やし
色んなことに決着をつける旅
旅はいいよね😎
