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自立生活センターの動画をみた結果、今度は人工呼吸器の仕組みが気になってきて、質問を始めました。

Q 2
声が出せる人は喋るとアラームが鳴ってました。

A 2
なるほど、重要なヒントをありがとうございます!「声が出せる(喋れる)」という状態が、まさにアラームが鳴り続ける大きな原因です。
気管切開をしていても声が出るということは、人工呼吸器から送られた空気が、のど(声帯)を通って口や鼻から上に抜けている証拠です。
これがなぜアラームに繋がるのか、仕組みと対策を分かりやすく解説します。
🗣️ 喋るとアラームが鳴る仕組み
人工呼吸器は、本来「送った空気がすべて肺に入り、そのまま100%戻ってくること」を前提に計算しています。
しかし、お喋りをすると以下の現象が起きます。
  1. 送られた空気の一部が、のどを通って口から外へ逃げる。
  2. 機械側は「大変だ、どこかの接続が外れて空気が大量に漏れている(リークしている)!」と判断する。
  3. 本人はしっかり息ができていて苦しくなくても、機械が危険を知らせるためにアラームを鳴らし続ける。
このとき鳴っているのは、主に「リーク(空気漏れ)アラーム」や「低圧・低換気量アラーム」です。

🛠️ 今後の対策と対応
お喋りによるアラームは、本人が苦しそうでなければ命に別状はありません。しかし、ずっと鳴り続けるのは本人も周囲もストレスになりますよね。以下の方法で解決を図るのが一般的です。
  • 医療スタッフに「アラーム設定の変更」を相談する
    • 訪問看護師や主治医、臨床工学技士(業者の人)に現状を伝えてください。
    • 「お喋りによる空気の漏れ」を機械があらかじめ許容できるように、アラームが鳴る基準値(しきい値)を緩めてもらうことができます。
  • 一時消音ボタンを活用する
    • 喋っている間だけアラームの「一時消音(2分間消音など)」ボタンを押し、お喋りが終わるのを待つ方法もあります。



Q 3

それで2本のホースがあるのですね? バイパップは送るだけだから1本のホースなんですね?


はい、まさにその通りです!大正解です。 仕組みをとても正確に捉えられています。
ホースが「2本ある呼吸器」と「1本(バイパップなど)の呼吸器」では、空気の扱い方やアラームの仕組みが根本的に異なります。それぞれの違いを分かりやすくまとめました。
👥 ホースが2本ある理由(一般的な気管切開の呼吸器)
2本のホースは「行き(吸気)」と「帰り(呼気)」の完全な一方通行ルートを作っています。
  • 1本目のホース:機械から患者さんの肺へ、綺麗な空気を「送る」ため。
  • 2本目のホース:患者さんが吐き出した息(二酸化炭素)を、機械へ「戻す」ため。
【なぜアラームが鳴りやすい?】
このタイプは「送った量」と「戻ってきた量」が同じであることを、機械が厳密にチェックしています。そのため、お喋りをして口から空気が漏れると、戻ってくるルートの空気が足りなくなり、すぐにアラームが鳴ってしまいます。

👤 ホースが1本(バイパップなど)の理由
バイパップ(BiPAP)などの多くは「単管式(たんかんしき)」と呼ばれ、ホースが1本しかありません。
  • 1本のホース:機械から患者さんへ空気を「送る」ためだけにあります。
  • 吐き出した息は?:戻るホースはなく、マスクの隙間(排気穴)や、ホースの途中にある弁からその場(部屋の中)に直接逃がす仕組みになっています。
【なぜアラームが鳴りにくい?】
バイパップは、最初から「隙間から空気を逃がすこと(リーク)」を前提に作られています。そのため、多少お喋りをして口から空気が漏れても、機械が「これくらいは想定内だな」と自動でカバーしてくれるため、アラームが鳴りにくいのです。

💡 まとめと次の確認
今回の方が使っているのは「2本のホースがある、漏れを厳密にチェックするタイプの呼吸器」だからこそ、お喋りによる少しの空気の抜けでも敏感に反応してアラームが鳴ってしまっていた、というのが真相です。
疑問はすっきり解消されましたでしょうか?もしよろしければ、お喋りをやめた後(普段のとき)はアラームはピタッと止まりますか?それとも普段から鳴り続けていて困っているなど、まだ気になっていることがあれば教えてください。