体にAGEsが溜まると起こる直接的な老化現象が起こることが知られています。
さらに最近の研究では、AGEsが体を老化させるスイッチになっていることもわかってきました。
この研究成果は体の中にAGEs存在を感知する受容体(センサー)があるというものです。
Katakami et al, Diabetes Vasc Dis Res 5: 190–197 (2008) より
このAGEsセンサーはいわば「鍵付きスイッチ」で、AGEsという鍵が近づいてきて、AGEsがセンサーの鍵穴に差し込まれる(結合する)と、細胞内に情報が伝わって老化のスイッチが入ります。
AGEsセンサー(鍵穴)は細胞の表面に出ていて、常にAGEs(鍵)がやってくるのを待ち構えています。
このAGEsセンサーはRAGE(receptor for AGEs)とよばれています。
細胞の表面にあるRAGEに、体内でできたAGEsが結合すると、
細胞の内部に「AGEsを感知した!」というシグナルが伝わります。
細胞表面に伝わったシグナルは、細胞内にあるMAPキナーゼと呼ばれるシグナル伝達系を通して、細胞内に炎症を起こすスイッチをオンにしてしまいます。
その結果、組織では不必要な血管が新たに出来たりや炎症が起こって、組織を傷つけて本来の働きが低下してしまいます。
これが、老化や様々な病気を引き起こす原因になるのです![]()
一方、細胞の外側には体の中で出来てしまったAGEsを無毒化しようとする物質も存在します。
それはsRAGE(solubule RAGE)と呼ばれる物質です。
sRAGEは体のさまざまな組織の細胞外に存在し、AGEsが細胞のRAGEの鍵穴に入る前にRAGEと結合することで、AGEsがRAGEの鍵穴に入ってスイッチがオンされるのを防ぐ働きをしています![]()
AGEsによる老化のスイッチをオンにするRAGEの構造がわかったのは、今から20年ほど前で、現在、世界中で研究が進んでいます。
AGEsに老化のスイッチをオンにすることを止めさせられたら、体の老化を少し遅らせることが可能になるかも知れません![]()
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