そもそも

食後に血糖値が上がりやすい食品と、

血糖値が上がりにくい食品があることはご存じですか?

 

健康食品の分野ではグリセミックインデクス(GI)

と呼ばれる数値で説明されています。

じゃあGI値って何ぞや? というお話しです。

 

そもそもGI値というのは

食品を食べた時の血糖値への影響を示す指標で

1981年にJenkins DJらによって示されたものです。

 

以下はオリジナルの研究論文なので興味のある方はご覧ください。

https://academic.oup.com/ajcn/article/34/3/362/4692881?login=true

 

そもそもGI値は

食品の糖質(≒炭水化物)を50gに揃えて食べたときに

その食品の食後の血糖値影響を示す指標です。

 

一般的にGI値は以下のように評価されます。

70以上:  高GI食品

56-69:   中GI食品

55以下:  低GI食品 

 

なので食品メーカーや健康意識の高い人は「低GI食品」が気になるわけです。

 

 

日本では米飯を主食とする人が多いので、

GI値の算出基準はぶどう糖50gではなく、市販の包装米飯147g(サトウのご飯、新潟産コシヒカリ100%、147g)を摂取した後の血糖値上昇を基準(GI値:100)にして試験することが推奨されています。

 

日本Glycemic Index研究会 プロトコール(統一手法)

http://www.gikenkyukai.com/protocol.html

 

 
GI値算出の基準となる食品が2種類あるということになります。
 
とすると、米飯147g(糖質含有量は50g)とぶどう糖50g摂取後の血糖値上昇は同じなのか?という疑問が生まれます。
 
やってみました。
 
被験者4名(健康な20歳代の男女)

1)ぶどう糖50g摂取

2)サトウのご飯、新潟産コシヒカリ100%、147g 摂取
 

iAUC     1) 6148     2) 4646

Cmax    1) 85.8     2) 60.8

 

ぶどう糖は米飯と比べてiAUCで1.3倍、Cmaxで1.4倍高値でした。

GI値算出の基準食品が変わると評価される食品のGI値は大きく変わりますね。

 

既に研究論文に基準食の違いによるGI値の違いは1.2倍であることが報告されていました。

 

食事のGlycemic Indexと生活習慣病一次予防

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/44/4/44_259/_article/-char/ja

 

GI値を見る時には何を基準食として算出されたのかを、きちんと見分けることが重要ですね。

 

ちなみに

前回の羊羹のGI値をぶどう糖基準で算出してみると

55以下の低GI食品と評価されるものが2品もありました。

 

甘いものは高GI食品と一概に言えないのです。

 

 

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