糖化を進める条件のうち、たんぱく質と熱は人の体で変えようがありません。変えることができるのは糖だけですビックリマーク


食品として摂取した糖質は、消化によってブドウ糖(グルコース)に分解されて、血液を通じて体全体に送られます。この血液中のブドウ糖の濃度は、常に一定の範囲内でキープされています。

健康な状態だと、食後2時間を過ぎると100mg/dL以下です。


「mg/dL」は日本でよく使われる血糖値の単位です。1dL(デシリットル=100mL)中に何mgのグルコースが存在しているかを示す濃度の単位です。国際的には「mmol/L」の単位を使います。


血糖値は名刺サイズの携帯型の血糖測定器(写真)を使えば、機種にもよりますが5~15秒で測定することが可能です。但し、自分自身で医療用専用針を使って指先を刺し、米粒大の血液を出す必要があります。


糖化は老化! de アンチエイジング


血糖値は健康な人でも食事をすれば、食事の量や食事に含まれる炭水化物の量にもよりますが、一時的に160mg/dL程度にまで上がります。しかし膵臓からインスリンと呼ばれる、血糖値を下げるホルモンが分泌されて、おおよそ2時間程度で100mg/dL前後の元の値に戻っていきます。

食後2時間経っても血糖値が140mg/dLある人は、すぐに病院で治療を受けましょうビックリマーク

下の図は空腹時に75gのブドウ糖を摂取して、その後の血糖値変化をみる検査結果の例です。



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ところが、健康であっても炭水化物(糖質)に偏った食生活、常に強いストレスを受けている生活、摂取した糖質をきちんと消費しない生活、つまり運動不足を長年続けていると、血糖値をうまく下げることができなくなります。これが日本人に多い糖尿病発症の背景要因です。


血液は血管を通じて体中を巡っているので、血糖値が高い状態というのは、体の中にブドウ糖が高い濃度で存在し、さまざまな細胞が糖化のリスクにさらされている状態といえるのです。


糖化対策のキーポイントの一つは血糖のコントロールなのですビックリマーク


もしも、糖尿病になって血糖の高い状態が続くと、体はどのような状態になるのでしょうか。

体中のタンパク質が機能を失ってトラブルを起こしてしまいます。これがまさに糖尿病合併症の状態です。


糖尿病合併症は、手足の感覚が麻痺する「神経障害」、視力の低下を伴う「網膜症」、血中の老廃物の排泄機能が低下する「腎症」などがあり、発症すると日常生活に大きなダメージを負うことになります。


血糖値が高い状態は糖化ストレスを高める悪者なのですが、血糖値が低すぎても命にかかわる問題が起こりますビックリマーク


人は血糖値が70mg/dL以下になると異常な空腹感が現れ、動悸(どうき)や震えなどの症状が出てきます。また、50mg/dL以下になると中枢神経の働きが低下し、30mg/dL以下になると意識レベルが低下して昏睡状態から死に至ることもあります。


しかし私たちの体や脳の働きを維持するためには、ブドウ糖がエネルギー源になります。

ブドウ糖は私たちの生命活動を守る上でとても重要な糖なので、無くてはならない存在です。


ポイントはいかに血糖と上手く付き合っていくのかなのですビックリマーク


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