カモミールの薬用効果は2500年前のヒポクラテスの時代から医者に知られていたと
されています。古代エジプト人はローマンカモミールを太陽神への捧げ物として称えて
いたそうです。
(フランケら, カモミール事典, 329pp, フレグランスジャーナル社, 2007)
現代でもハーブとして人気の高いカモミールの一種 であるローマカミツレ(ローマンカモ
ミール)には抗糖化作用のあることが知られています。![]()
ローマカミツレの熱水抽出液には実験室レベルの評価系において、糖化反応系の中間体で
ある3DG(3-デオキシグルコソン)や、AGEsの一種であるCML(カルボキシメチルリジン)、
ペントシジンの生成を抑制する作用が確認されています。
またローマカミツレ中の抗糖化作用成分としてはカマメロサイドが確認されています。![]()
(八木ら、aromatopia, 83: 26-29, 2007)
カマメロサイドはポリフェノールの一種でカモミールに多く含まれるアピゲニンと呼ばれ
るポリフェノールの配糖体です。アピゲニンはカモミール類の鎮静作用に関与している
成分であることが知られています。
ローマカミツレ中のポリフェノールを測定した論文では、ローマカミツレの花から作った
カモミールティー中にポリフェノールが340mg/Lが含まれ、そのうち155mg/Lがカマメロ
サイドであったと報告されています。![]()
(Carnat et al., Fitoterapia, 75: 32-38, 2004)
さらにローマカミツレ抽出物とそこから単離したカマメロサイドには核内転写因子の一つ
であるNF-κBの抑制作用が報告され、細胞や組織傷害の軽減作用の存在が示唆され
ています。![]()
(松浦, アンチエイジングヘルスフード 第5章: 125-133, サイエンスフォーラム社, 2008)
また、アークレイが供給しているローマカミツレを含む混合ハーブエキス原料「AGハーブMIX」
を摂取することにより、血中や皮膚中のAGEs量が低下することが臨床試験で確認されて
います。この抗糖化作用はローマカミツレでけでなく、ドクダミ、セイヨウサンザシ、ブドウ葉
それぞれの糖化抑制作用が複合的に働いていると考えられています。![]()
(八木, フードスタイル21, 13(6): 50-53, 2009)
古代エジプト時代から利用されてきたカモミールに抗糖化作用があり、アンチエイジング
に有用であるというのは長い歴史と深い経験を感じます。![]()
カモミールの抗糖化作用を効果的に得るには以下のポイントがありますので、
上手く利用しましょう。![]()
・カマメロサイドを多く含むローマカミツレ(ローマンカモミール)を選ぶ
・ローマカミツレをハーブティーとする場合には苦味が強いのでブレンドに工夫する
・混合ハーブエキス「AGハーブMIX」配合製品
を利用する
