テーマにも冠しているので、ちょっと一考察。
天職と、適職の違いって、どこにあるとお考えですか?
考えてみると、意外に深いものがあり。天職を考える際の、ちょっとしたアイデアになれば。と思います。
ちなみに、国語辞典には下記の記載があります。
てきしょく 【適職】 その人にふさわしい職業。=occupational niche; suitable employment
てんしょく 【天職】 〔神が宣言(call)したこと。天から与えられた職務〕=a mission; a vocation; a calling.
(1)その人の性質・能力にふさわしい職業。
(2) 神聖な職業。特に、天子が国家を統治する職務。
(3)江戸時代の遊女の階級の一。天神(てんじん)。
色々な説があることと存じますが、私は現在、以下のように差別化して使用しています。
天職=その仕事をしているだけで、満たされる
あるいは、
=意識せずとも目の前に降って来て、意欲が枯渇しないお仕事
ではないかと、思うのです。辞書の記載でも、天職は"能力、性質"内なる定性判断に因っています。つまりは、
では、「適職」とは?
"適職=自分が、正当に評価されるお仕事"
仕事で限界を感じること少なく、なおかつ、収入を得られるお仕事。というのは、いかがでしょうか?
「天職」は、歌い手だったり、俳優だったり。絵描きだったり。市井の人では「食えない」職も含まれます。
"やりがい"、"充実感"、"愉しみ"が、キーワード。苦労や、挫折も伴うかもしれません。
対して「適職」は、収入=一般的な評価。を得られるもの。
"向いている""合っている"というキーワードが、合うのでしょうか。
いつも、例挙が恋愛ばかりで恐縮ですが・・・。
一目惚れをし、強く惹かれあうが、結ばれない相手。運命の人=天職
想いはさほど強くないが、穏やかで共に過ごすのに快適かつ、幸せな相手=適職
あるいは
店頭で惹かれて、一目散に試着をしてみるも。どうにも似合わないorサイズが合わない服=天職
何となく手にとって見たら。素材もよく身体にぴったりで。いつしか定番となった一着=適職
というのは、いかがでしょう?
どちらが、よいのか?それはわたくしには、わかりません。
天職は、もしかすると。一種のライフワークとなりうるものかもしれませんね。
最後に、わたくしglu*にとっての振り返りを、ご参考までに。
天職は、現時点では、ジュエリーをつくること。これは、ライフワーク。
今回の転職でも、正直なところ悩みました。もう一度、業界に戻ろうかと考えました。
しかし目標設定、そしてライフプラン、キャリアパス。キャリアの洗い出し。前回、今回の転職理由等々・・・。
B男さんとセッションし、活動を始めた結果。
日本のメーカーサイドでの勤務は、Brandingのキャリアを活かすことの難しさと、お給料その他待遇面の不満。
外資では、MDもPMも、結局は輸入品の数量管理。Excelの達人になりたいわけでは、ありません。
いずれにせよ。業界に戻ったら、また同じようなストレスを感じ、自分に落胆することが容易に想像できたのです。
それなら、逆転発想。仕事ととして、やっていきたいのか?好き=お仕事??なのかと自問自答。
収入は、別のところにあり、ある程度ワークロードの調整ができる仕事に就き、メリハリをつけ。
オフの時間に細々とでも、本当につくりたいものを、つくり続けてゆく、一つの道が、見えてきたのです。
職業とせず、生業とせずとも。趣味あるいは、サイドビジネスでもよいのではないか?そう考えるようになったのです。
人脈、経験。様々な要素で脇を固めつつ、ジュエリーをつくることは、おそらく生涯続けることと思います。
適職は・・・。残念ながら、まだ明確に見えてはいません。目の前にあるお仕事を、こなすことから探求したいと思います!
ご意見、お聞かせくださいませ。
Ps:
・・・・とここまで書いてアップしたところ。
なんと、奇遇なことに。最近興味を持って拝見しているyfpさんのblog
でも、"天職と転職
"に、言及なさっていらっしゃいました。
天職を探して、転職をなさる方、ぜひご一読ください。条件で、職を転々とする外資畑の私には、耳の痛ーいお話ですw