膝OAには運動 | グルコサミン博士のブログ

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第83回「日本整形外科学会学術大会」で変形性膝関節症に対する運動療法の発表がありましたので、紹介します。

発表者 札幌医大 工藤未来氏

氏の発表によると、変形性膝関節症による膝痛を有する200人について、整形外科医が診察した上理学療法士が直接指導する運動教室を行いました。この効果とそれに影響をあたえる因子を運動療法施行しないグループを設定し検討しました

。その結果、痛みや可動域などの臨床症状を評価するWOMAC、VASは統計学的にも有意に教室グループで改善が認められました。X線画像上の重症度合い、MRIによる半月所見、BMIなどは運動療法の効果に影響を与えませんでした。
臨床症状の改善による患者の満足度が高いので、医学管理下の積極的運動療法は効果と安全性の両立を果たしうる方法と考えられています。