みなさんは「かかりつけ薬剤師」をおもちですか?

あるいは「かかりつけ薬局」を決めていらっしゃいますか?

 

そういえば!TVのコマーシャルで聞いたような・・・という位でしょうか。

みなさんは、医療機関を受診した際にお薬を取りに行かれるのは、受診したクリニックや病院の近くにある調剤薬局でお薬を処方してもらっている方が多いのではないかと思います。

             開業医のイラスト処方箋のイラスト

「かかりつけ薬剤師」「かかりつけ薬局」を持っておくことのメリットは多岐にわたります。

複数のクリニックや診療科を受診している場合に、薬薬の情報を一カ所でまとめて把握してくれているので、処方してもらった薬が重複して出されていないか、飲み合わせが良いか、薬が効いているか、副作用がないかなどを細かくチェック目してくれます。

薬をもらった後の様子も処方医にフィードバックしてくれたり、必要な場合には薬剤の変更の提案などもしてもらえます。

このようにきめ細やかな管理をしてもらう為には、お薬手帳が大切な情報源になります。何冊も持っている場合には1冊に集約しておくことをおすすめします。

                                   お薬手帳のイラスト

それから休日日本や夜間星空など薬局の開局時間外にも、電話携帯で薬の使い方や副作用等、お薬に関する相談に応じていて、必要であれば処方せんに基づいてお薬も受け取ることができます。

外出が難しいご高齢おばあちゃんおじいちゃんの方などはお家に来てもらって、お薬の説明を受けたり、手元に残っている薬薬薬薬薬の確認もしてもらえるのでご家族が同居されていない場合などは安心ですね。

 

調剤薬局はお薬をもらうだけに行くところ?

実は「かかりつけ薬局」はそれだけではありません。

地域の医療機関とも連携してチームで支えられる関係を日ごろからつくっていたり、医療機関への受診勧奨、市販薬や健康食品の取り扱い、介護関連商品の相談など、幅広く健康や生活に関する相談に応じてくれる薬局なのです。

                   自助グループのイラスト(笑顔)

今回のコロナ災禍においては「かかりつけ薬剤師」をお持ちの方は、スムーズにお薬を受け取ることができたり相談にのってもらったりと、そのメリットを感じられたことでしょう。

ただし、「かかりつけ薬剤師」から薬を出してもらう時には通常の薬剤服用歴管理指導料に代わり、かかりつけ薬剤師指導料という負担が発生します。でも3割負担の場合60円または100円程度なので、やはり持つメリットはあると思いますグッド!

是非、いつでも気軽に相談できる「かかりつけ薬局」、ご自分に合う「かかりつけ薬剤師」さんをみつけてみてはいかがでしょうか。

薬局のイラスト「受付の薬剤師さん」