今月14日(日)に医師の方々にお集まり頂き、徳島市のイタリアンレストランで、認知症セミナーを開催致しました。

 

講師は、茨城県笠間市で開業しておられます、あやか内科クリニックの白土綾佳先生です。

 

座長は徳島市のもりの医院の東照代先生です。

東先生のアイデアで会場はイタリアンレストランとなりました。

 

目的は、我が国の超高齢社会の現実に鑑み、今まで認知症医療に携わってこられなかったかかりつけの先生方に、認知症医療に関心を持って認知症医療を始めて頂くことです。

 

我が国は団塊の世代が全員後期高齢者に到達する2025年には認知症患者が730万人と予想されていますが、私が現場を回っている実感としてはここ数年患者が急増しているイメージがあり、もしかしたら1,000万人を超してしまうのではないかという大きな危惧を抱いております。

 

全国の認知症疾患医療センターも予約しても2か月、3ヶ月待ちは既にざらと聞いております。

私は、この問題の解決法はかかりつけ医である一般内科の先生に積極的に認知症診療に乗り出して頂くしかないと考えています。

 

幸い、白土先生には前々からこの考えにご賛同頂き、今回東先生にもご賛同頂き、今回のセミナーが実現致しました。

 

ですので題名は

 明日から実践!笑顔になれる認知症診療

です。

 

コウノメソッドをベースに、認知症診療を全くの無知な先生でも完全とはいかないまでも家族及び本人が楽になる治療についてお話頂きました。

 

セミナー後、レストランで懇親会を開催したのですが、多くの先生から「これなら認知症診療もやれそうだ。」という有難い反応を頂きました。

 

連休の中日であるにも関わらず今回15人程の先生にご参加頂きました。

 

白土先生、東先生はもちろん、今回ご参加頂きました先生に深く感謝申し上げます。

 

一人でも多くのかかりつけの先生が認知症診療にご関心を頂き、我が国が認知症になっても安心して暮らせる社会となれるよう、これからも全力を尽くしてまいります。

 

ご支援の程何卒宜しくお願い申し上げます。