タコつぼではなくタコ × 事務局力 | イノベーションを科学する: フューチャーセンター、ゲームストーミング、サラサラの組織、事務局力、コミュニティ・オブ・プラクティス

タコつぼではなくタコ × 事務局力

『問題は「タコつぼ」ではなく「タコ」だった!? 「自分経営」入門』の著者、友成教授とお会いした。

友成さんの早稲田大学での「自分経営ゼミ」の卒業生が、友成さんの「タコ理論」と私の「事務局力」が似ているので、ぜひ場を作りたい、とセットしてくれての訪問だった。

タコ× $野村恭彦・新公式BLOG-urakata-hyoushi

友成さんの問題意識は、「政策などのマクロな議論では社会は変わらない。一人ひとりの人間のミクロに踏み込んでいかなければ、何も変えられない」ということであった。

「昔は自分が官僚だったからよく分かるんだけど、
 誰もが、制度や仕組みといった、マクロな抽象的議論をしたがるんだよね。
 誰か特定の人に関わっても、それだけじゃ社会は変わらないって、
 思いこんでいる。そうすると、自分のフレーム(タコつぼ)から出ないので、
 意見がぶつかり合うだけ」

裏方ほど!の事務局力で取り上げたかった問題意識も、これときわめて近い。「権限があれば会社を変えることができるのに、と思いこんでしまったが故の無力感」をなんとか払拭したかったのだ。

タコ理論・ミマクロ理論・一点突破の法則:ミクロの人間に突っ込んでいかないと本質にたどり着けない。真に問題を解決しようと思うなら、ある人を何とかしたい、というテーマに100%集中して、一点突破するしかない。最初に全体を変えよう、そのための制度や仕組みを作ろうとしても必ず失敗する。

事務局力:組織が成果を挙げるには、相互扶助は必須。だからこそ、自分のアウトプットや生産性に注目するよりも、思い切って他人の生産性を上げるよう振る舞おう。それが結果として、自分のアウトプットや生産性も最大化されるようになる。

共通する世界観。それは、世界を変えるには、まず半径10メートルからスタートしなければならない、ということ。

企業変革を仕掛けてきたKDIと、地域社会・行政の活性化を仕掛けてきた友成さん。
うまくつながって、もっと面白い社会革新を仕掛けられるかもしれない。