私が、アメリカのニューヨーク滞在中に大統領の選挙があったのですが、選挙日の前後の日常で特別変わったことはなく平穏でした。選挙のビラを配ったり、演説をしたりする人もなく、選挙運動としては、自分が推す政党やカマラさんやトランプさんの旗やポスターを家のどこかに掲げてあるのを見るくらいでした。もっとも、これはニューヨークのことで、激戦州と言われている州では違ったかもしれません。
結果はトランプさんが大差で勝利しましたが、国民は冷静に結果を受け入れているようです。私の知り合いにトランプ大嫌い”の人がおり、その人曰く、「トランプはliar(嘘つき)で、crook(詐欺師、不正行為をする人)だ」とのことです。その理由は、例えばトランプさんは、自分の税金を少なくするために、資産を過少申告したような、姑息な事をする、とのことです。
その人にとってのトランプさんはこんな風に見えるのでしょうね。
トランプさんについての、上記のような悪い噂は、多くの国民にとっては周知の事のようです。そして、それでもトランプさんに投票する人が多く、その結果大統領に選ばれた、というのが現実です。
つまりトランプさんの負の評価を上回る魅力が彼にある、という事でしょうか。それは、おそらく彼の“強いリーダーシップ”ではないでしょうか。“彼なら問題が多い現代社会をなんとか改善してくれる”という期待感があるのではないかと思います。
2025年にトランプさんが大統領に就任してから、米国と世界がどのように変わってゆくのか、興味があるところです。