この漫画は2週間ほど前の、西豪州の新聞に掲載された漫画家 Alston氏の作品です。漫画の内容は”二人の子供を持つ若い夫婦が親の家に居候をしており、かつ家を買う時はローンの一部を負担してくれないか、と依頼しており、両親はそれに不満な表情を示している”というものです。
昨年2021年に実施された国勢調査の結果で、1980年代以降に生まれた世代の住宅事情に関しては、その多くがベイビーブーム世代の親に依存している、ということが分かったのだと思います。つまり、オーストラリアではここ20〜30年で住宅価格が高騰し、若い人たちが家を持つことが非常に難しくなっているということです。パースの住宅価格は30年前に比べると約5倍になった、と言われています。
実は、私達は30年ほど前に家を購入したのですが、その時は日本の両親にローンの肩代わりをしてもらいました。当時はオーストラリアのローンの金利が非常に高く、それに比べて日本の金利は低かったので両親に日本にて住宅ローンをしてもらいそのお金で家を購入しました。両親への返済はその後徐々にしましたが、親の借金なので”ある時払いの催促なし”ということで、非常に助かりました。
ちなみに、当時はパース郊外住宅地の家は新築でも1000万円くらいからあり、家の購入が非常に楽だったのです。
ところが、
こうなることでしょうね。
ということで、マイホームが本当の夢で終わるケースが多々あると思われるオーストラリアの若者が気の毒ですね。